コラム

2024.10.25

親の言うことに反抗ばかり…もしかして中間反抗期?

子どもが親に対して反抗的な態度を見せることは、どの家庭でも経験する場面ではないでしょうか。
特に、小学校に上がる前後から低学年の時期に、「親の言うことを全然聞かない」「なんでも反発してくる」と感じることが増えるかもしれません。

このような子どもの行動は、いわゆる「中間反抗期」と呼ばれる時期の特徴とも言えます。
そこで今回は、中間反抗期とは何か、その時期に見られる子どもの行動や、親としてどのように対応すれば良いかについて解説していきます。

【中間反抗期とは】

中間反抗期は、2〜3歳頃の「第一次反抗期」と思春期の「第二次反抗期」の間にあたる、小学校低学年頃に見られる反抗的な時期を指します。
一般的には、5歳から9歳頃の子どもに現れることが多いと言われています。

この時期の子どもは、心も体も大きく成長する過程にあり、自分自身の意思や考えを強く持つようになってきます。
また、親の指示に従うことに対して、反発する気持ちが芽生えるため、言うことを聞かなくなったり、わざと反抗的な態度を取ったりすることがあります。

【中間反抗期の主な特徴】

中間反抗期に見られる子どもの行動には、以下のようなものがあります。

・親の言うことに反発する

「やりたくない」「嫌だ」など、親が言うことに対して否定的な反応を示すことが多くなります。
例えば、食事の時間やお片付けを指示すると、「まだ遊んでいたい」「今はやりたくない」といった反応が返ってくるなどです。

・自分の意見を強く主張する

この時期の子どもは、自分の意見を持ち始め、それを周囲に伝えようとします。
親の意見とちがうときは、無理に従わずに自分の考えを強く主張する場面が増えるでしょう。

・わざとルールを破る

中間反抗期の子どもは、親や大人のルールを無視したり、わざと反対の行動を取ることがあります。
これは、自己主張の一環であり、親に自分の独立心を示そうとしているのです。

【中間反抗期は正常な成長の一環】

親としては、子どもが反抗的な態度を取るとストレスを感じるかもしれません。
しかし、この時期の反抗は、子どもが成長していく過程で必要な経験の一部です。
自分の意見や感情を表現する力を育て、自分自身の独立性を築くために、あえて親に反発することもあります。

そのため、中間反抗期の反抗的な態度は、「子どもがしっかりと自分の考えを持ち始めている証拠」だと前向きに捉えられると良いかと思います。

【中間反抗期の対応方法】

では、中間反抗期の子どもに対して、どのように対応すれば良いのでしょうか。
以下に、いくつかのポイントを挙げてみます。

①子どもの意見を尊重する

まず、子どもの意見や感情をしっかりと受け止めることが大切です。
子どもが何かに反発しているとき、ただ「言うことを聞きなさい」と強制するのではなく、「どうしてそう思うの?」と尋ね、子どもの考えを理解しようとする姿勢を見せましょう。

②無理に抑え込まない

反抗的な行動を無理に抑え込むことは逆効果になることが多いです。
感情や意見を押し殺すことを強要すると、子どもはストレスを感じ、さらに反発が強くなることがあります。
必要な時はしっかりと説明しながら、ルールや指示を守ることの大切さを伝えると良いでしょう。

③ポジティブな行動をほめる

中間反抗期の子どもは、反抗的な行動に目が行きがちですが、ポジティブな行動も見逃さずにほめることが重要です。
良い行動をしたときはしっかりと評価して、自己肯定感を育むサポートをしましょう。

④自分で選ぶ機会を与える

子どもが自分の意見を持ち始める時期ですので、できるだけ自分で選択できる場面を作ってあげることが大切です。
例えば、「これをやりなさい」ではなく、「これとこれ、どっちがいい?」と選択肢を与えることで、子どもは自分の意思で行動しているという感覚を持つことができます。

⑤親自身の感情をコントロールする

子どもの反抗的な態度に対して、親もつい感情的になってしまうことがあります。
しかし、感情的に叱ることは逆効果です。
親自身が冷静に対処することが、子どもとの良好なコミュニケーションを築くポイントです。
「今、この子は自分の意見を伝えようとしているんだ」と理解し、感情的な対立を避けるよう努めましょう。

⑥専門家のサポートを受ける

中間反抗期が長引いたり、子どもの行動があまりにも極端であったりする場合は、専門家に相談することも検討しましょう。
児童発達支援センターや心理カウンセラーなど、専門家の意見を聞くことで、子どもの行動や感情をより深く理解することができ、適切な対応が取れるようになります。

まとめ

中間反抗期は、子どもが成長する過程で通る道のひとつです。
その反抗的な態度にイライラしたり悩むこともあると思いますが、子どもが自分の考えを持ち始め、周囲に伝えようとしている成長のステップだと考えることが大切です。

子どもが反抗的な態度を取る時こそ、親として冷静に対応し、子どもの感情や意見を尊重する姿勢を持つことで、子どもとの信頼関係をより深めるチャンスとなります。
中間反抗期を、親子で成長できる大切な時期として捉えてみてください。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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