コラム

2024.12.13
幼児期の発達

小学校入学までに身につけたい力 - 練習を通して安心のスタートを!

小学校入学は、子どもたちにとって大きな一歩です。
新しい環境や集団生活の中で、これまで経験したことがないルールや習慣をこなしていくことは、期待とともに不安も伴います。

特に、初めての場面では「何をどうすればよいのかわからない」という壁にぶつかりやすいもの。
子どもたちがスムーズに小学校生活をスタートできるようにするためには、事前の練習や準備が大きな助けとなります。

【経験が少ないことはできなくて当然!】

例えば、次のような場面を思い浮かべてみてください。

・授業中に静かに座って先生の話を聞く
・自分の荷物を整理して片づける
・周りの子どもと順番を守って遊ぶ

これらは、大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては「初めての経験」かもしれません。
初めてのことを一度でうまくやるのは難しく、失敗するのも当然です。

実は、これらの行動をスムーズにおこなえるようになるには、何度も経験を重ね、練習をする必要があります。
小学校入学前に、こうした行動の基本的な流れを知り、少しでも自信を持って臨めるよう準備しておけると良いですね。

【具体的に身につけたい力とは?】

小学校入学前にぜひ身につけておきたい力には、次のようなものがあります。

①自己管理能力

・朝の準備を自分で進める
・今日の持ち物を確認する
・自分のものを整理整頓して所定の場所にしまう

これらは、学校生活の基本となるスキルです。
忘れ物を防ぐために、毎朝リストをチェックする習慣をつけておくのも効果的です。

②コミュニケーション能力

・あいさつをする
・先生や友達に話しかける
・困ったことがあったら助けを求める

人間関係を築く第一歩となる力です。
ご家庭でも「ありがとう」「ごめんなさい」を意識して使う練習をしておくと、学校でも自然に言えるようになります。

③集団行動のルールを守る力

・順番を守る
・授業中は静かに座る
・発言するときは挙手する

幼稚園や保育園での経験が少ない場合、集団行動のルールを知る機会が少ないことも。
遊びの中で順番待ちを練習することが役立ちます。

【ソーシャルレッスンのすすめ】

こうした力を身につけるために効果的なのが「ソーシャルレッスン」です。
特に、発達に特性のある子は入学前に練習しておくことで、社会的なスキルを身に付け、小学校生活にスムーズに移行できる可能性が高まります。

コペルプラスのソーシャルレッスンは、6人までの小集団でおこなうため、まだ集団に慣れていないお子様でも安心して参加できます。
具体的なレッスン内容についてもご紹介します。

・着席や指示理解
あいさつをして席に座り、先生の話を聞く練習をします。
全体に向けて出された指示を理解し、課題に取り組みます。

・挙手して発言
小学校の授業と同じように、問題がわかった人は挙手して発言する練習をします。
先生から順番に名前を呼ばれて答える課題もあります。

・ルールを学ぶゲーム
順番を守る遊びや、簡単なゲームで「勝ち負け」を体験することで、ルールを守る大切さを学びます。
友達と協力してやり遂げる課題もあり、徐々に社会性が身につきます。

【家庭でもできるサポートは?】

日常生活の中で簡単に取り入れられる練習もたくさんあります。

・スケジュール共有
朝起きてから寝るまでの流れをホワイトボードやカレンダーに書いて見える化することで、時間の使い方を身につけることができます。

・声かけの工夫
「早くして」ではなく、「あと何分で出発だから、靴を履いてみようか」と具体的に声をかけることで、行動を促しやすくなります。

・ポジティブなフィードバック
「上手に荷物をまとめられたね!」と、できたことをほめることで、自信を育んでいきましょう。

【安心して入学式を迎えるために】

新しい環境は、大人にとっても子どもにとってもドキドキするものです。
小学校入学前に練習を重ねることで、子どもたちは「やってみよう!」という自信を持つことができ、保護者様も安心して見守れるようになります。

経験が少ないことはできなくて当たり前と割り切り、楽しみながらスキルを身につけるお手伝いをしていきましょう。
そして、子どもたちの「できた!」という喜びの瞬間を、たくさん共有できる入学式を目指しましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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