2025.01.20
キャパは広がる! ウェットスーツ理論で子育てを乗り切ろう
子育て中、「もうキャパオーバー!」と感じる瞬間は誰にでもあります。
次から次へと押し寄せる家事、育児、仕事のタスクに加え、子どもの予測不能な行動に振り回される日々…。
「自分の限界はこんなに狭いのか」と落ち込むこともあるのではないでしょうか。
でも大丈夫!キャパシティ(容量)は広げられるのです。
そのヒントになるのが、「ウェットスーツ理論」です。
今回は、この理論をもとに子育てを乗り切るための考え方をご紹介します。
【ウェットスーツ理論とは?】
「ウェットスーツ理論」とは、心理的なキャパシティを拡張する考え方を、ウェットスーツの特性に例えたものです。ウェットスーツは、水中で身体を温めるためにフィットしているのが基本ですが、素材の伸縮性により身体の動きに合わせて伸びる特性を持っています。
これを心理的なキャパに当てはめてみると以下のように考えられます。
①基本の形(限界値)は決まっている
ウェットスーツのように、私たちには一人ひとり固有のキャパが存在します。すべての親が「完璧」ではなく、自分の器に合ったやり方で子育てをすることが大切です。
②必要に応じて伸びる余地がある
負荷がかかる状況が続くと、キャパも少しずつ伸びていきます。もちろん無理をしすぎるのは禁物ですが、「大変だ」と感じる状況も、成長の糧になることは大いにあります。
【子育てでキャパオーバーを感じる瞬間】
キャパオーバーを感じる状況は人それぞれですが、多くの方が以下のような状況で「もう無理!」となることが多いです。・子どもが泣きわめいて、手がつけられない時
・家事や仕事が思うように進まない時
・他の親やSNSと自分を比較してしまう時
・子どものイヤイヤ期やが反抗期長引いている時
こうした場面で「自分にはこんなに余裕がなかったんだ」と落ち込むのではなく、ウェットスーツ理論を思い出してみましょう。
【ウェットスーツ理論でキャパを広げる3つのポイント】
1. 少しずつ慣らす
ウェットスーツが少しずつ伸びるように、私たちのキャパも段階的に広がります。一気にすべてを解決しようとせず、少しずつ慣らしていきましょう。
例えば:子どもが泣きわめいた時、すぐに手を出さず、まずは深呼吸をして落ち着いてみる。
「待つ」練習をすることで、自分の耐性も少しずつ伸びていきます。
2. 無理を感じたら休む
ウェットスーツも、使いすぎると素材が劣化してしまいます。心も同じです。無理を感じたら、一度休む勇気を持つことが大切です。例えば:家事を手抜きしたり、便利グッズやサービスを使ったりして、自分の負担を減らす。
子どもが泣いても少し放っておく(クールダウンの)時間を作ったり、泣き声を聞きながらも、自分の気持ちを整える時間を確保しましょう。
3. 自分に合ったゴールを設定する
大きな目標を掲げてしまうと、達成できなかった時に自己嫌悪に陥りやすくなります。自分の限界を理解し、その範囲内でまずは小さな目標を設定しましょう。
例えば:「全部完璧にこなす」のではなく、「子どもと笑顔で過ごす」など、シンプルなゴールにする。
「これくらいでいいか」という心の余裕が、キャパを広げるきっかけになります。
【キャパを広げる過程は成長の証!】
子育ての中でキャパオーバーを感じる時、それは自分が成長している過程でもあります。最初はきつく感じることも、慣れていくうちに「なんとかなる」と思えるようになるものです。
そして、子どももまた、親の成長を見ながら一緒に成長していきます。
まとめ
子育てにおけるキャパオーバーは、多くの保護者様が経験することです。しかし、ウェットスーツのようにキャパシティは広げられるのです。
少しずつ慣らし、無理せず、時には休むことを大切にしましょう。
大切なのは、親と子どもが一緒に、楽しく成長していくこと。
「キャパオーバー」と感じた時こそ、深呼吸をして自分をほめてあげる時間を作ってみてくださいね。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
