コラム

2025.09.16
幼児期の発達

オムツ外しではなくオムツ外れ! トイトレが進まないときの対応策

「トイトレがなかなか進まない」「オムツを外すどころか、むしろしたがる」というお悩みは、多くの保護者様が経験するものです。

トイレトレーニング(トイトレ)は、子どもの発達段階やタイミングに合わせて進めることが大切です。
そこで今回は、トイトレが進まない理由やオムツをしたがる場合の対応策について解説します。

【オムツ外しではなく「オムツ外れ」が主流!】

まず、「オムツ外し」と「オムツ外れ」のちがいを理解することから始めましょう。

オムツ外し:親のタイミングで子どものオムツを取ることを指します。
オムツ外れ:子どもが自身のタイミングでトイレで排泄できるようになることを意味します。

近年は、オムツを外すタイミングを親が一方的に決めるのではなく、子どもが自然にトイレに行けるようになる「オムツ外れ」を目指すのが一般的になっています。

【トイトレが進まない理由は?】

トイトレがなかなか進まない場合、以下のような理由が考えられます。

1. 心と体の準備が整っていない

トイトレは、身体的な成長だけでなく、心の準備も必要です。
膀胱や腸のコントロールが未熟な場合、トイレで排泄すること自体が難しいこともあります。

2. 環境の変化によるストレス

引っ越しや保育園・幼稚園への入園など、大きな環境の変化があると、子どもがストレスを感じてトイトレが進まなくなることがあります。

3. オムツへの愛着が強い

オムツは子どもにとって安心感を与えるものでもあります。
そのため、オムツを外されることに不安を感じる子もいます。

4. 親の焦りやプレッシャー

親が「早くトイトレを成功させなければ」と焦ると、その気持ちが子どもに伝わり、トイトレが進まなくなることがあります。

【トイトレが進まないときの対応策】

トイトレが思うように進まないときは、子どものペースに寄り添った対応が必要です。

①タイミングを見直す

子どもが以下のようなサインを示したら、トイトレを始める良いタイミングです。

・排泄前に落ち着きがなくなる
・トイレに興味を持ち始める
・オムツが濡れることを嫌がる

これらのサインがない場合は、焦らずに待つことが大切です。

②子どもが安心できる環境を整える

トイレを子どもにとって楽しい場所にする工夫をしましょう。
例えば、トイレにお気に入りのシールや絵本を置くと、子どもがトイレに行きたくなるかもしれません。
好きなキャラクターの補助便座を使ってみるのも手です。

③ほめることで自信を育てる

まずは、トイレに座れたことをしっかりほめてあげましょう。
失敗しても叱らず、「次はできるよ」「あと少しだったね」と励ますことが大切です。

④無理に進めない

子どもがオムツをしたがる場合、無理にトイレを強要せず、少し休憩を取ることも一つの方法です。
再開するときには、子どもの気持ちを尊重しましょう。
トイレに関する絵本などでイメージトレーニングしたり、モチベーションを高めておくと良いです。

⑤保育園や児童発達支援の力を借りる

トイトレに行き詰まった場合、保育園の先生や児童発達支援の専門家に相談するのも効果的です。
専門的なアドバイスをもらえることで、ご家庭でも実践しやすくなります。

【オムツをしたがる場合の対応方法】

オムツをしたがる子どもには、以下のような対応をしてみてください。

①「お兄さんパンツ」「お姉さんパンツ」を導入する

「特別なパンツ」として、トイレに行く時だけ履けるパンツを用意すると、子どもがオムツ以外に興味を持つことがあります。
一緒に買いに行って子どもに選んでもらうのも良いでしょう。

②トイレの練習を遊び感覚で取り入れる

トイレに行くことをゲームのように楽しいものと感じさせることで、オムツ以外の場所で排尿することに慣れさせていきます。
ごほうびシールやごほうびトイボックス(アドベントカレンダーのようなもの)も活用してみてください。

③トイレに行くタイミングを決める

食後や起床後など、一定のタイミングでトイレに誘導する習慣をつけると、子どもがトイレに行くリズムを覚えやすくなります。

まとめ

トイトレは、子どもが成長の一環として自然に身につけていくものです。
親が焦って無理に進めようとすると、逆に子どもの負担になることがあります。

・トイトレを始めるタイミングを見極める
・環境を整え、成功体験を増やす
・失敗しても前向きにサポートする

これらを意識して、子どもと一緒に楽しくトイトレを進めていきましょう。
最終的には子ども自身がトイレに行けるようになるので、安心して見守ることが大切です。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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