コラム

2025.01.23

園から小学校に送る「要録」には何が書かれている? 親が伝えたいことを共有するポイントは?

子どもが保育園や幼稚園から小学校に入学する際、保育士や幼稚園教諭が作成する「要録」は重要な役割を果たします。
この要録は、「保育所児童保育要録」や「幼稚園幼児指導要録」と呼ばれ、学校側が子どもの成長や個性を理解し、適切なサポートを提供するための貴重な情報源です。

今回は、要録に記載される内容や、保護者様からの情報を共有するポイントについて解説します。

【「保育所児童保育要録」「幼稚園幼児指導要録」とは?】

要録とは、保育園や幼稚園での子どもの様子を記録した書類のことです。
この書類は、小学校に引き継がれ、子どもの適応や指導の参考にされます。

保育所児童保育要録:保育所に通っていた子ども向けの記録
幼稚園幼児指導要録:幼稚園に通っていた子ども向けの記録

これらは、子ども一人ひとりの育ちや特性を学校に伝える役割を持っています。

【「要録」に記載される内容は?】

要録には、主に以下のような情報が記載されます。

1. 子どもの成長や発達の記録

言葉の発達、社会性、運動能力などの発達状況。
保育所や幼稚園での活動の様子や得意なこと。

2. 性格や特性

子どもの性格や個性、興味のあること。
他の子どもや先生との関わり方。

3. 配慮が必要な点

発達上の気になるポイントや支援が必要な部分。
医療的な配慮やアレルギーなどの健康面の情報。

4. 親から提供された情報

ご家庭での様子や、保護者様が気になっている点が記録される場合もあります。

【親が伝えたいことを要録に反映してもらえる?】

保護者様が「こんなことを伝えたい」「ここを配慮してほしい」と考えることがあるかもしれません。
その場合、以下のポイントに注意して園の先生に相談することができます。

1. 家庭での様子を共有する

ご家庭での様子は、園での姿と異なることがあります。
例えば「園では言葉が少ないが、家では活発」というような情報は、先生が子どもの全体像を把握する助けになります。

2. 発達や健康面での懸念を伝える

発達や健康に関して気になる点がある場合は相談しましょう。
例えば、行事の前は不安が強くなる、大勢の前での発表が苦手など、具体的なエピソードを挙げると伝わりやすくなります。

3. 支援してほしいことを具体的に

学校で配慮してほしいことがあれば、その理由や具体例を添えて伝えましょう。
例えば、「人前で発表するのが苦手なので、少人数での発表練習が助かる」などです。

【伝える際の注意点はある?】

要録に保護者様の要望を反映してもらうには、次の点に気をつけましょう。

1. 過剰な要望は避ける

学校での教育活動は多くの子どもたちを対象としています。
そのため、他の子どもと公平であることを意識して、必要最低限の要望を伝えるようにしましょう。

2. ポジティブな表現を心がける

「苦手なこと」や「配慮が必要な点」を伝える際も、ポジティブな視点を取り入れると印象が良くなります。
例えば、「〇〇が苦手ですが、〇〇をするとやる気が出ます」というように書くと伝わりやすくなります。

3. 相談のタイミングを見極める

要録が作成される時期を確認し、早めに先生と相談しておくと、丁寧に対応してもらえる可能性が高まります。

まとめ

要録は、子どもが小学校生活にスムーズに移行するための大切な橋渡し役です。
保護者様からの情報も入ることで、学校側も子どもの特性を理解しやすくなり、適切な支援が提供される可能性が高まります。

さまざまな角度からの意見や情報を共有し、学校との信頼関係を築くことで、子どもにとって最適な教育環境を整える一助となるはずです。
親子で安心して入学の準備を進めていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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