コラム

2025.02.10
幼児期の発達

「早寝・早起き・朝ごはん」のメリット - 集中できる脳を育てよう!

子どもたちが毎日を元気に過ごし、学びや遊びにしっかりと集中するためには、「早寝・早起き・朝ごはん」のリズムを整えることがとても大切です。
実は、このリズムは脳の働き、特に「前頭葉」に大きな影響を与えることが分かっています。

前頭葉は、集中力や自己コントロール、思考を支える脳の重要な部分であり、子どもの成長や学習に欠かせません。
そこで今回は「早寝・早起き・朝ごはん」がなぜ子どもに良い影響を与えるのか、どのように前頭葉の働きを助けるのかについて解説します。

【なぜ「早寝・早起き・朝ごはん」が大切なのか】

現代の子どもたちは、生活習慣の乱れやテレビ、ゲーム、スマートフォンの影響で夜更かしをしやすくなっています。
しかし、夜更かしは睡眠不足につながり、朝が苦手になるだけでなく、朝食をしっかりと取る習慣にも悪影響を与えがちです。

では、なぜ「早寝・早起き・朝ごはん」が大切なのでしょうか。

①早寝・早起き

十分な睡眠は、脳が記憶を整理し、リセットするために不可欠です。
特に夜10時から午前2時の時間帯は、成長ホルモンが分泌され、脳や身体の成長が促されるゴールデンタイムと言われます。
この時間に熟睡できると、翌朝にはすっきり目覚め、集中力が高まります。

②朝ごはん

朝起きた後にエネルギーを補給することで、脳が目覚め活性化します。
特に前頭葉は、エネルギーを多く使う部位です。
朝食を取ることで脳のエネルギーが満たされ、前頭葉がきちんと働くようになります。
朝ごはんは、脳のスイッチを入れてくれる役割があるのです。

【前頭葉の働きについて】

前頭葉は、脳の中でも思考や感情をコントロールする大切な部分です。
ここがしっかり働くことで、以下のような力が育まれます。

・集中力

物事に集中しやすくなることで、授業中や遊びの中で学びを深めやすくなります。

・計画力

やるべきことを順序立てて考える力がつき、日常生活でも行動がスムーズになります。

・自己コントロール力

気持ちを上手にコントロールし、感情的になりにくくなるため、友だちと協力して遊んだり、家族と良好な関係を築きやすくなります。
このように、前頭葉は成長期の子どもたちにとって重要な働きをしており、早寝・早起き・朝ごはんを習慣化することで、その働きが促進されます。

【「早寝・早起き・朝ごはん」の実践で集中力がどう育つ?】

(1) 睡眠と集中力の関係

睡眠は、脳を休ませ、情報を整理する大切な時間です。
特に熟睡すると、日中に学んだことが脳に定着し、記憶力が高まると言われます。
さらに、質の良い睡眠をとることで、翌朝すっきり目覚め、集中力が高まるというメリットがあります。

また、朝起きて日光を浴びることも重要です。
太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされ、朝から活発に行動しやすくなります。
1日のリズムが整い、夜には自然と眠気が訪れるようになります。

(2) 朝ごはんで脳を活性化する

脳は、起きてからエネルギーを必要とします。
朝ごはんを抜いてしまうと、エネルギー不足でぼんやりしやすくなり、集中力が欠けてしまいます。

そこで、炭水化物やたんぱく質を含んだ朝食で脳の働きを助け、元気な1日をスタートさせましょう。
例えば、卵や納豆、ヨーグルト、果物などをバランスよく取ることで、脳の前頭葉がしっかり働くようになります。

(3) 習慣化で安定したリズムを作る

「早寝・早起き・朝ごはん」を習慣にすることで、生活リズムが安定し、毎日の学びや遊びに集中しやすくなります。
朝にきちんとリズムが整うことで、1日の過ごし方が前向きになり、ストレスも軽減される効果があります。

【生活リズムを整えるために家庭でできること】

「早寝・早起き・朝ごはん」を習慣化するために、ご家庭でできる工夫は以下の通りです。

①寝る前のルーティンを作る

寝る1時間前からはリラックスできるよう、テレビやスマートフォンなどのブルーライトを避けるようにしましょう。
親子で絵本を読んだり、穏やかな時間を過ごすと、自然と眠りにつきやすくなります。

②朝ごはんを楽しみにする

毎日の朝ごはんに変化をつけ、子どもが楽しみにできるよう工夫してみましょう。
食卓で会話を楽しんだり、メニューを一緒に決めたりすることで、朝の時間が楽しみになり、生活リズムの一部として定着しやすくなります。

③朝の活動を習慣化する

朝の光を浴びながら、短い散歩やストレッチをすることで、気持ちの良い目覚めが期待できます。
親子で一緒に朝の体操をするのも良い習慣になります。

まとめ

「早寝・早起き・朝ごはん」のリズムを整えることで、前頭葉がしっかり働き、集中力や自己コントロールが育まれます。
この習慣は、将来的に学びの基盤となるだけでなく、生活全体のリズムを整えることで心身の成長を促す効果もあります。

親子で協力して生活リズムを整えることは、家庭でできる「非認知能力」の育みのひとつでもあり、子どもにとっての大きな力となるでしょう。
「早寝・早起き・朝ごはん」で、元気に1日をスタートできる習慣をつけ、集中できる脳を育てていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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