コラム

2025.06.10

子育ての悩み、半分は親自身のこと? 子どもを信じて任せる勇気を!

子育て中、多くの保護者様がさまざまな悩みを抱えています。
「うちの子はちゃんと育つのだろうか?」「もっとこうしてあげた方がいいのでは?」そんな心配が頭をよぎるのは当然のことです。

しかし、その悩みの半分は実は「親自身の悩み」かもしれません。
一度その悩みを手放し、子どもの力を信じて任せてみることで、子ども自身がその環境の中で自ら学んでいくことも多いものです。
そこで今回は、「子育て」をしようとしすぎず、「子どもが自分の力で育っていくこと」に任せるという考え方をご紹介します。

【子どもが悩んでいないことに親が悩んでいる?】

子育ての悩みの多くは、親が「こうあってほしい」という期待や不安から生まれるものです。
例えば、次のようなケースが考えられます。

「発表会でうまくできるだろうか?」
親が「失敗してほしくない」と思う一方で、子ども自身は「楽しみだな!」とポジティブに捉えていることもあります。

「宿題をやらないから困る」
親がやってほしいタイミングでやらないだけで、実際には、子どもは自分のペースでやろうとしている可能性もあります。

このように、親の心配が必ずしも子どもの現状と一致しているとは限りません。
「子どもが悩んでいないことに、親だけが悩んでいる」という場合も多いのです。

【子どもが持つ「育っていこうとする力」を信じて】

子どもには本来、自分で学び、成長していこうとする力が備わっています。
これは、生まれ持った「自己成長力」とも言えるものです。
この力は、以下のような場面で発揮されます。

・興味関心に従った学び

子どもは好きなことや興味を持ったものに自発的に取り組みます。
これが学びの原動力です。

・失敗から学ぶ

転んだり間違えたりしながらも、子どもは自分なりの方法で対処法を見つけていきます。

この力を信じて、親が少し距離を置くことで、子どもは自分で成長していく力を発揮できるのです。

【子どもに任せる勇気を持つために】

「任せる」といっても、完全に放任するわけではありません。
親が少しずつ手を引く練習をすることで、子どもも親も安心して前に進むことができます。

1. 小さな選択肢を与える

「今日の服はどっちがいい?」など、日常の中で子どもに小さな決断を任せることで、自主性が育ちます。

2. 見守る姿勢を持つ

失敗してもすぐに手を出さず、子ども自身が解決策を考える時間を与えましょう。
「どうしたらいいと思う?」と聞くだけで、子どもは自分で考え始めます。

3. 結果よりも過程を大切にする

上手くいかなくても、「頑張って挑戦したね」と過程を評価することで、挑戦する意欲が育ちます。

【親自身の視点を変えて悩みを手放そう!】

子育ての悩みを軽減するためには、親自身の考え方を少し変えてみることが効果的な場合も多いです。

1. 完璧を求めない

完璧な人間などいません。親も子どもも完璧ではないのです。
「まあいっか」と思うことが、家庭の雰囲気を和らげ、人生を楽しむコツなのかもしれません。

2. 子どもの視点に立つ

子どもが本当に困っているのかを観察しましょう。
「親の心配」でなく、「子どもの気持ち」にフォーカスすることで、悩みが整理されることがあります。

3. 他者の力を借りる

必要に応じて園や学校の先生、児童発達支援の専門家に相談することも有効です。
悩みを一人で抱え込まず、色々な角度からアドバイスを受けることで視野が広がります。

まとめ

子育ての悩みを一度手放し、子どもの力を信じることは、親にとっても子どもにとっても大切な一歩です。
子どもは本来、「いいものに育っていこうとする力」を持っています。
親がその力を信じ、干渉を少し控えることで、子どもの自立心や自己成長力を引き出すことができます。

「我が子はきっと大丈夫」という気持ちで、子どもに任せてみる勇気を持ちましょう。
そして、親自身も「まあいっか」と肩の力を抜くことで、子育てをもっと楽しく、穏やかに感じられるはずです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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