コラム

2025.07.15
幼児期の発達

小学校で必要になる「聞く力」とは? 家庭でできるトレーニング方法もご紹介

小学校入学を前にして、保護者様からよく耳にする心配ごとの一つが「うちの子、先生の話をちゃんと聞けるのかしら?」というものです。
学校生活や授業では、先生の指示を理解し、友達の意見を聞き取る「聞く力」がとても重要です。

「聞く力」は生まれつきのものではなく、日々の生活やトレーニングを通じて伸ばしていくことができます。
そこで今回は、「聞く力」の必要性や効果的なトレーニング方法をご紹介します。

【「聞く力」はなぜ重要?】

「聞く力」とは、ただ耳で音を拾うだけではなく、聞いた内容を理解し、それをもとに行動する力のことです。
この力は以下のような場面で役立ちます。

①授業での理解力に直結

小学校では、先生の説明を正確に聞き取り、課題を遂行する力が求められます。
聞き逃しや勘違いが多いと、授業の進行についていけなくなる可能性もあります。

②友達とのコミュニケーション

友達の話をよく聞き、相手の気持ちや意図を理解することが友好関係を築く基盤になります。

③指示を守る力

学校生活では、先生や周りの大人からの指示を理解して行動することが多々あります。
「聞く力」が不足していると、指示を正しく理解できず、トラブルにつながることもあります。

【「聞く力」はどうやって育てる?】

「聞く力」は生まれつきの能力ではなく、日常生活や遊びを通じて育てることができます。
以下に、ご家庭でできる具体的な方法をいくつかご紹介します。

・絵本の読み聞かせ

子どもが集中して話を聞く習慣を身につけるのに効果的です。
読み終わった後に「○○はどう思った?」や「この後どうなると思う?」と問いかけて、内容を思い出させるとさらに効果的です。

・簡単な指示遊び

「赤いブロックを取って、次に青いブロックをその上に乗せてね」というように、複数のステップを含む指示を出す遊びを取り入れましょう。
遊び感覚で楽しみながら「聞いて理解する力」を伸ばせます。

・しりとりや言葉遊び

相手の言葉をよく聞き、次の言葉を考える遊びは「聞く力」と「考える力」を同時に鍛えることができます。
家族で楽しみながら続けられるのもポイントです。

・日常会話を大切に

親子の何気ない会話も「聞く力」を育てる重要な時間です。
子どもの話を聞くときはしっかり目を見て反応を示し、親が話すときは「ここが大事だよ」とポイントを強調するなど、質の高いコミュニケーションを心がけましょう。

【「聞く力」が弱いと感じたら?】

もし子どもの「聞く力」に不安を感じた場合でも、早めに対策を取ることで改善が見込めます。
以下の方法を試してみてください。

①短い指示から始める

例えば、「靴を履いて」「カバンを持って」というように、簡単な指示を一つずつ出してみましょう。
できたら少しずつ指示を増やしていきます。

②耳だけではなく視覚も活用する

指示を出す際に身振りや絵カードなどを加えると、子どもが内容を理解しやすくなります。

③環境を整える

テレビの音や生活音が多い環境では、子どもが話を聞くのが難しくなることがあります。
話を聞いてもらいたいときは、静かな環境を作りましょう。

【「聞く力」を育てるとどんな効果がある?】

「聞く力」が育つと、子ども自身が自信を持って行動できるようになります。
授業についていけるようになり、友達との関係もスムーズになるため、学校生活がより楽しくなるでしょう。
また、聞く力は「考える力」や「伝える力」ともつながっており、総合的な学びの基盤を作る役割を果たします。

まとめ

小学校では、「聞く力」が学びの基本となります。
ご家庭でのトレーニングを通じて、子どもの力を少しずつ伸ばしていきましょう。

親子で楽しみながら取り組むことで、自然と習慣化していけると良いですね。
小さな成功体験の積み重ねが、子どもにとって大きな自信と成長につながりますよ。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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