コラム

2025.01.13

胃腸炎がうつるのはなぜ? 正しい知識と対策で家庭内感染を防ごう!

冬場に流行しやすい「胃腸炎」。
特にノロウイルスやロタウイルスが原因となる感染性胃腸炎は、家庭内で感染が広がりやすいため注意が必要です。

胃腸炎がうつる原因をしっかり理解し、家庭内での予防策を徹底することで、家族全員が健康に過ごせる環境を作りましょう。

【胃腸炎の原因となるウイルス】

胃腸炎の原因となる主なウイルスや細菌には、以下のものがあります。

・ノロウイルス
冬場に多く発生し、感染力が非常に強いのが特徴です。
感染者の便や嘔吐物からウイルスが飛散し、それを吸い込んだり、触れた手で口に運んだりすることで感染します。

・ロタウイルス
乳幼児に多く見られ、嘔吐や下痢が激しい症状を引き起こします。
便を介して感染が広がるため、オムツ替え時の注意が必要です。

・細菌性胃腸炎
腸炎ビブリオやサルモネラ菌などが原因となり、食品や飲み物を通じて感染します。
調理の衛生管理が重要です。

【病原体が広がる経路は?】


接触感染:感染者の便や嘔吐物に触れた手で口や顔を触ることによる感染
飛沫感染:嘔吐物が飛び散り、それを吸い込むことで感染
間接感染:汚染されたドアノブやタオルなどに触れることで感染

【感染を防ぐための対策】

胃腸炎の感染を防ぐには、以下のポイントを意識した対策が有効です。

①手洗いの徹底

手洗いは最も重要な予防策です。
特に以下のタイミングで、石けんと流水で丁寧に手を洗いましょう。

・トイレの後
・オムツ替えの後
・食事前
・嘔吐物や便を処理した後

アルコール消毒だけではウイルスを完全に除去できないため、流水と石けんによる手洗いが欠かせません。

②嘔吐物や便の処理方法

嘔吐物や便には大量のウイルスが含まれています。
処理時には以下の点に注意しましょう。

・ゴム手袋とマスクを着用する
・嘔吐物はペーパータオルで拭き取り、密閉可能な袋に入れて廃棄する
・汚れた場所は次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で消毒する

③汚染物を洗濯する際の注意

汚れた衣類やタオルは、他の洗濯物と分けて洗い、高温(85℃以上)の湯で洗浄するのが理想的です。

【家族間の感染を防ぐには?】

感染者と健康な家族の接触をできるだけ避け、タオルや食器を共有しないようにしましょう。
感染者がいる場合、部屋の換気を頻繁におこない、ウイルスの拡散を抑えることも大切です。

【胃腸炎の予防に役立つ生活習慣】

日頃から感染予防を心がけることで、家庭内感染のリスクを下げることができます。

①免疫力を高める食生活

野菜や果物、発酵食品を取り入れたバランスの良い食事を心がけましょう。
ヨーグルトなどの乳酸菌食品は腸内環境を整えるのに役立ちます。

②十分な睡眠と適度な運動

十分な睡眠と運動は、体の免疫力を高める基本です。
子どもにも規則正しい生活リズムを習慣づけましょう。

③こまめな手洗い教育

子どもには楽しい歌やタイマーを使いながら、手洗いを習慣化させる工夫をしてみてください。

【胃腸炎の症状が出たら早めの対応を】

胃腸炎の症状が出た場合、早めの対応が感染拡大を防ぐ鍵になります。
特に子どもは脱水症状を起こしやすいため、次のポイントを意識しましょう。

・水分補給を徹底する
経口補水液や薄めたスポーツドリンクを少しずつ飲ませてください。

・無理な食事は避ける
症状が落ち着くまで、無理に食事を摂らせる必要はありません。
低血糖に気を付け、食べられるものを食べられる量だけ与えましょう。

・早めに医療機関を受診する
嘔吐や下痢が続く場合は、小児科医に相談しましょう。

まとめ

胃腸炎がうつる原因をしっかり理解し、家庭内での感染対策を徹底することで、家族みんなが健康に過ごせる環境を作ることができます。

日頃から手洗いや消毒を徹底するだけでなく、食事や生活習慣を通じて免疫力を高めることも予防に役立ちます。
今年の冬は、正しい知識を活用して胃腸炎をしっかり予防し、家族みんなで元気に過ごしましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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