2025.07.29
乳幼児突然死症候群(SIDS)とは? リスクを下げる予防策はある?
乳幼児突然死症候群(SIDS)は健康に見える赤ちゃんが突然亡くなる病態で、保護者様にとっては大きな不安を引き起こすものです。
今回は、SIDSの概要やリスクが高い月齢、予防策について解説します。
【乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?】
SIDS(Sudden Infant Death Syndrome)は、医学的な原因が特定できないまま、健康そうだった乳幼児が睡眠中に突然亡くなる現象を指します。通常、生後1ヶ月から1歳未満の赤ちゃんに発生しやすいとされています。
【どんなときに発生する?】
SIDSは主に、赤ちゃんが睡眠中に発生します。そのため、見守ることが難しい状況で起きるため、防ぎようがないと感じてしまうことが多いです。
【SIDSに前兆や原因はあるの?】
現在の医学では、SIDSに明確な前兆や原因は特定されていません。しかし、いくつかのリスク要因が研究によって明らかになっています。
〈発生しやすい月齢〉
SIDSのリスクが最も高まるのは生後2~4ヶ月です。この時期は体の調節機能が未熟であり、特に睡眠中の環境が重要とされています。
〈考えられるリスク要因〉
以下のような条件がSIDSのリスクを高める可能性があるとされています。・うつぶせ寝や横向き寝
・柔らかい寝具や枕
・過剰な暖房や厚着
・喫煙環境(妊娠中・出産後の受動喫煙を含む)
・若年出産や早産
【リスクを下げるための予防策】
SIDSの完全な予防法はありませんが、リスクを低減させるための対策がいくつかあります。これらを実践することで、可能な限り赤ちゃんを守ることができます。
1. 正しい寝かせ方を心がける
・仰向けで寝かせる仰向けで寝かせることで、呼吸がしやすくなり、SIDSのリスクが低減するとされています。
・硬めの寝具を選ぶ
柔らかい布団や枕、クッションなどを避け、赤ちゃんが埋もれないようにしましょう。
2. 喫煙環境を避ける
妊娠中や育児中の喫煙はもちろん、赤ちゃんがいる部屋での受動喫煙も避けましょう。3. 赤ちゃんに適切な温度を提供する
室温は20~24℃が理想的です。冬でも赤ちゃんに厚着をさせすぎないよう注意し、寝室の温度管理をおこないましょう。4. 同じ部屋で寝るが、同じベッドで寝ない
赤ちゃんの寝室は親と共有することが推奨されています。ただし、同じベッドでの添い寝は窒息のリスクがあるため避けましょう。
5. 授乳を積極的におこなう
母乳育児がSIDSのリスクを低減させる可能性があるとされています。完全母乳が難しい場合でも、母乳を一部でも取り入れられると良いでしょう。
【不安を感じたら相談を】
SIDSは明確な前兆がなく、誰にでも起こり得る現象であるため、保護者様にとって不安を感じやすい問題です。しかし、リスクを理解し、予防策を講じることで発生確率を下げることができるとされています。
もし、SIDSについて不安が強い場合は、小児科医や助産師に相談してみるのも良いでしょう。
地域の育児サポートセンターを活用するのもおすすめです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
