コラム

2025.08.12
幼児期の発達

優しい子に育てるには? 思いやりや共感力を育てる実践的な方法をご紹介

「優しい子に育ってほしい」という願いは、多くの親が抱くものですね。
友達を思いやる心や困っている人に手を差し伸べる優しさは、成長する上でも大切な資質です。

しかし、優しさはただ待っているだけで自然に身につくものではありません。
生まれつきの性格というよりは、家庭や周囲の環境から学んでいくものです。

特に、他者の気持ちに寄り添う「共感力」が育まれることで、子どもが優しさを発揮できるようになります。
そこで今回は、思いやりや共感力の育て方、ご家庭でできる実践的な方法をご紹介します。

【優しさの土台となる「共感力」とは?】

共感力とは、他人の気持ちを理解し、その感情に寄り添う力のことです。
相手がどんな気持ちでいるのかを察する力が育つと、自然と「手伝ってあげたい」「力になりたい」という優しさが生まれます。

子どもにとって共感力は生まれながらに備わるものではなく、周囲との関わりを通じて少しずつ発達していく力です。
特に周りの大人が共感力を示す行動を見せることが、子どもの学びの第一歩となります。

【共感力を育むには何が必要?】

子どもの優しさや共感力を育てるには、以下のポイントを意識して日々の関わりを工夫することが大切です。

1. 子どもの気持ちに寄り添う

まずは親自身が、子どもの感情に寄り添う姿勢を見せましょう。
例えば、子どもが泣いたときには「悲しかったんだね」と言葉にしてあげることで、子どもが自分の感情を理解しやすくなります。

2. 他人の気持ちを考える機会を作る

「○○ちゃんがこれで困っていたらどう思う?」と具体的な場面を想定して会話することで、子どもが他者の立場に立って考える練習ができます。

3. 絵本や動画を通じて感情を共有する

感情豊かな物語を読むことや動画を一緒に観ることで、子どもがさまざまな感情に触れる機会を作れます。
その後、「登場人物の気持ちはどうだったかな?」と問いかけてみましょう。

4. 親自身が優しさを実践する

親が困っている人に手を差し伸べたり、動物や自然に対して優しく接する姿を見せることが、子どもにとって大きな学びになります。
行動で示すことで、優しさの価値を伝えることができます。

【日常生活で優しさを育てる実践方法】

具体的にどのような取り組みをすれば、子どもの優しさや共感力を育てられるのでしょうか。
ご家庭で実践できる方法をいくつかご紹介します。

①「ありがとう」と「ごめんね」を意識する

日常的に感謝を大切にする習慣をつけましょう。
「ありがとう」の気持ちを伝えることで、相手の存在や行動を大切にする心が育ちます。
また、大人が「ごめんね」と素直に謝る姿を見せることも重要です。

②家族でボランティア活動に参加する

地域の清掃活動や自然保護活動など、家族で社会貢献の機会を持つことで、子どもが「助け合い」の意味を体験的に学べます。

③動物や自然と触れ合う

動植物を育てたり、自然に触れる機会を作ることで、生き物への優しさや慈愛の心が育まれます。

【共感力が育つと子どもはどう変わる?】


・友達との関係がスムーズに
相手の気持ちを理解できるようになるため、トラブルを避けたり、友達の気持ちを大切にした行動が取れるようになります。

・自己肯定感が高まる
誰かに優しく接することで「自分は役に立つ存在だ」と感じられ、自信がつきます。

・感情のコントロールが上手に
共感力を通じて感情を理解する力がつくと、自分の感情もコントロールしやすくなります。

まとめ

子どもが優しい心を持つためには、周囲の大人が共感力を育む環境を作ることが何より重要です。
日常生活の中で、子どもの感情に寄り添い、他者への思いやりを実践する姿を見せることで、子どもは自然と優しさを身につけていきます。
親子で楽しみながら、優しさの種を育てていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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