コラム

2025.11.11

「学校に行きたくない」と言う子どもにどう寄り添う?

「学校に行きたくない」と子どもが言い出したとき、親としてはどう対応すれば良いのか戸惑ってしまうものです。
学校生活には、集団生活ならではのルールや授業、宿題、友達との付き合いなど、子どもにとってストレスとなる要素が多いのも事実です。

このような時、子どもの気持ちに寄り添い、共感的に話を聞くことが重要です。
今回は「学校に行きたくない」と感じる理由や、共感的な聞き方のポイント、親ができるサポート方法について解説します。

【「学校に行きたくない」と感じる理由】

子どもが「学校に行きたくない」と感じる理由はさまざまです。
原因を知ることで、適切なサポートがしやすくなります。

1. 人間関係のトラブル

友達とのケンカやいじめ、先生との相性が合わないなど、人間関係がストレスになることがあります。

2. 勉強についていけない不安

授業の内容が難しい、宿題が多い、成績へのプレッシャーなど、学習面での不安を抱える子どもも多いです。

3. 身体や心の不調

体調が悪い、疲れやストレスがたまっている、または心の不調から登校が難しい場合もあります。

4. 環境の変化に適応できない

学年が上がる、クラス替え、新しい学校に転校したなど、環境の変化に馴染めない場合もあります。

【まずは「話を聞くこと」から始めよう】

「学校に行きたくない」と言う子どもに対し、すぐに「どうして?」と理由を聞きたくなるかもしれません。
しかし、理由を追及するよりも、まずは子どもの話をじっくり聞くことが大切です。

①子どもの気持ちに共感する

子どもが「学校に行きたくない」と言った時、「どうして?」と問い詰めたり、「行かないと困ることになるよ」と脅したり、一方的に励ましたりするのは避けましょう。
それよりも、「学校に行きたくないんだね。そう感じるのはつらいよね」と気持ちを受け止めることが大切です。

②安心感を与える言葉をかける

「嫌になっちゃうよね」「今は無理しなくて大丈夫」など、子どもが安心できる言葉を伝えましょう。
親が味方であると感じることで、子どもは気持ちを打ち明けやすくなります。

③焦らず、話しやすい環境を整える

子どもが自分の気持ちを話せるタイミングを待ちましょう。
無理に引き出そうとせず、日常の中で自然に会話が生まれるよう工夫します。
話している中で、子ども自身が問題点に気づいたり、気持ちを整理することもできます。

【親ができる具体的なサポート方法】

子どもが「学校に行きたくない」と言った時に、ご家庭でできるサポートをいくつかご紹介します。

1. 子どもに関わっている人に相談する

担任の先生や保健の先生、習い事の先生、仲の良い友達の親などに普段の子どもの様子を聞いてみましょう。
子ども本人からだけではなく、他の人の話を聴くことでわかってくることもあります。
特に担任の先生は学校生活での子どもの様子をよく把握しているので、協力を仰ぐことで、その子に合った解決方法のヒントが見つかるかもしれません。

2. 無理に登校を強制しない

学校に行くことを強制するのは逆効果です。
無理をして登校すると、さらに心の負担が大きくなることがあります。

3. 代替案を考える

学校に行けない場合でも、家庭での学習や地域の学習支援施設を活用する方法があります。
また、「休むこと」も子どもにとっては必要な選択肢のひとつです。

4. 心理的なサポートを検討する

専門のカウンセラーや児童精神科医に相談することで、子どもの気持ちを整理しやすくなる場合があります。
必要に応じて、早めに専門機関に相談しましょう。

【子ども自身の力を信じることが大切!】

親は子どもが学校に行けなくなると、不安や焦りを感じるかもしれません。
しかし、子どもには自分の力で前に進んで行く力があります。
その力を信じ、寄り添いながら成長を見守りましょう。

また、親がリラックスした態度を見せることで、子どもも安心感を得やすくなります。
「学校に行かなくても大丈夫」と思える環境を作ることで、子どもが自然に前向きな気持ちを取り戻すきっかけになることもあります。

まとめ

「学校に行きたくない」と言う子どもに寄り添うには、まず子どもの気持ちをしっかりと受け止め、共感的に話を聞くことが大切です。
そして、無理に登校を強制するのではなく、一緒に解決策を考える姿勢を持ちましょう。

親が安心感を与えることで、子どもも「自分は大切にされている」と感じ、少しずつ前向きな気持ちを取り戻せます。
親子で乗り越えた経験は、きっと子どもの成長につながるはずです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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