コラム

2025.01.27

みんな同じがいい時代は終わり! 子どもに「個性の活かし方」を伝えるには?

かつて日本では「みんなと同じであること」が良しとされてきました。
しかし、今の時代は「個性」が尊重され、人とちがうことが価値になる場面が増えています。

子どもたちに「あなたの個性や価値観が大切だよ」と伝えるためには、親や周囲の大人がどのように接するべきなのでしょうか。
今回は、子どもの個性の活かし方をテーマに考えてみます。

【「みんなと同じが安心」という考え方からの脱却】

保護者様の中には、つい「他の子と比べてしまう」という悩みを抱える方も多いかもしれません。
例えば、「うちの子だけ発表が苦手」「他の子より言葉や運動が遅れている」と感じることなどが挙げられます。

ですが、子どもたちにはそれぞれの成長ペースや得意分野があります。
画一的な基準で評価するのではなく、一人ひとりの個性や特性を見つめ直すことが重要ではないでしょうか。

【個性が活きる場面を子どもに伝えよう!】

子どもが「みんなとちがうこと」に不安を感じている場合、具体的なエピソードを通じて個性の大切さを伝えると効果的です。

1. 実際の成功例を紹介する

例えば、有名な発明家やアーティストの中には「周りとちがう視点を持つこと」で成功を収めた人がたくさんいます。
スティーブ・ジョブズや村上春樹のように、自分だけの価値観やアプローチを大切にした人の話を紹介することで、子どもは「ちがうこと」がむしろ強みであると理解できるはずです。

2. 日常生活で個性が活きた瞬間を指摘する

「みんなと同じじゃなくても大丈夫」と伝えるだけでなく、日常の中で「あなたらしい」と感じる場面を見逃さずにほめましょう。
例えば、「あなたのアイディアでみんなが助かったよ」などと具体的に言葉にすることで、子どもの自信につながります。

【子どもの個性を伸ばすための接し方】

では、子どもの個性を活かすためにはどのようなサポートが必要でしょうか。

1. 比較ではなく観察を大切にする

他の子と比べてしまうのは、親として自然な感情ですが、その代わりに「その子自身が何を楽しんでいるのか」「どんな時に輝いているのか」を観察してみましょう。
個性は、他人とちがう部分に隠れていることが多いのです。

2. 子どもの「好き」を尊重する

好きなことに熱中する姿は、個性の表れそのものです。
大人にとっては「役に立たない」と思えることであっても、子どもにとっては自分の世界を広げる大切な要素です。
興味を示すことにはとことん付き合ってみましょう。

3. 失敗を怖がらない環境を作る

個性を活かすには、新しいことに挑戦することが必要です。
そのためには、失敗を受け入れる姿勢を家庭の中で示していけると良いでしょう。
「失敗してもいいんだよ、次に活かせばOK」と伝えることで、子どもは自分の考えや行動に自信を持てるようになります。

【「ちがう」からこそ生まれる価値】

子どもに「みんなとちがっていいんだよ」と伝える際には、実際にどのような価値が生まれるのかを教えることも大切です。

1. 創造力や発想力につながる

他の人とは異なる視点を持つことで、新しいアイデアや価値を生み出す力が育まれます。
例えば、アートや科学の分野では、独自の視点を持つことが評価されるポイントとなることが多いです。

2. 社会の多様性を学べる

自分の個性を大切にすることは、他者の個性を尊重することにもつながります。
「人とちがっていい」と思える子どもは、多様性を受け入れる心の広さも育てやすくなります。

【個性の活かし方を子どもに伝えるには?】

最後に、子どもに個性の大切さを伝えるための実践的なポイントをまとめました。

①具体的な行動や考えを「あなたらしいね」と認めてあげましょう

②みんなとちがうことをネガティブに捉えず、「それがあなたの良さだよ」とポジティブな言葉をかけましょう

③子どもが自分の得意な分野を発見できるよう、さまざまな体験をさせてあげましょう

まとめ

「みんなと同じがいい」という価値観が薄れつつある現代では、子どもの個性をいかに伸ばしていくかが重要です。
大人がまず「個性の活かし方」を理解し、子どもが自分自身を受け入れられる環境を整えることで、子どもたちは安心して成長していけます。

「みんなとちがっていいんだ」というメッセージを、ぜひ日々の子育ての中で伝えていきましょう。
それが、子どもにとって一生の自信につながります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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