先生の声 М先生
広島中筋教室
М先生
担当した3歳のお子様は、入室当初は無表情で、少しも指導員の方を見ず、教材も渡されるがままでした。
緊張もあり、「う~」と唸ることもありました。
そんなある日、その子がパッと顔をあげて私の目を見てニコッと笑顔に!
今では、「ちょうだい」の声掛けにしっかり反応して教材を手渡してくれたり、楽しそうに手を叩いたり、模倣動作もよく見られるようになりました。
通い始めの頃は、机上の教材を眺めているか、少し手に取り自分なりに遊んではみるけど、“先生と遊ぶ”様子はみられませんでした。
数ヶ月で、先生とのやりとりも豊富になり、レッスンを通じて「こんなこともできたんですね!」と保護者の方も驚きの連続です。
これからも毎回成長する瞬間にしっかり向き合っていきたいと思っています。
また、保護者様にはマジックミラー越しに療育の様子を見ていただいているので、外から見ていると、つい「そうじゃないでしょ、こうやるんでしょ」と窓を叩きたくなる時があるんだそうです。
でも、私たち指導員はしばらく見守り、その子のやり方を尊重します。
保護者様も我慢して一緒に見ていると、「ああ、この子はこういう風に遊びたかったんだ。自分なりに考えて遊んでいたんだ」と、型にハマっていないからこそ出てくるひらめきに、驚かされることがたくさんあるそうです。
「この子にはこんなこともできたんだ」と、ご家庭でも信じて見守ってみたいとお話してくださいました。
私もつい“正しい教材の使い方”に固執しそうになる時がありますが、お子様の豊かな想像力と可能性を信じて見守ることの大切さに、改めて気づかせていただきました。
コペルプラスのお仕事では、お子様の“できた瞬間”とその時の嬉しそうな表情に立ち会えることがやりがいです。
また、「M先生」と名前を覚えてくれたこと、「楽しかった」「まだ遊びたい」と言ってもらえることも、本当に嬉しいものです。
少しずつお子様との関係が深まっていくのを実感するほか、保護者様にも信頼いただき色々とご相談いただくことが増えると、もっと頑張ろうとやる気が増します。
まわりの先生方も優しく、私にはないスキルや、お子様・保護者様へのかかわり方等、たくさんの良い刺激をいただいており、悩みや不安が生じても解決しながら毎日楽しく働いています。