tsukasa
息子への見方を変えてくれた先生の一言
マジックミラー越し。
先生が言う問題にすぐ答えず、教材の人形におとうさん、おかあさん、あかちゃん、と役割を振り、「会社にいってきまーす!」台詞まで話し始める。「なんで先生に言われたことをすぐ出来ないんだろう。」私は頭を抱える。終わった教材を戻さず「どっちだ!」先生に問題を出す。「さっさと返しなさいよ。」イライラする。
「想像力が素晴らしいですね。」
レッスンの後、先生の言葉に衝撃を受ける。
思い返せば息子は本当に想像力が豊かだ。ごっこ遊びは設定が詳細で、同じ場所が家の中になり、電車や会社になる。ただの一枚の板がスマホ、鞄や台所として活用される。一緒に遊んでいると感心してしまう。
息子に絵本を読むと、さし絵の部分にとても興味を示す。ひとつひとつの絵をよく見ていて、「この子はこう言ってるんじゃない?」本に描かれていない部分も想像しているのだ。文字が読めない息子。きっとこれが本来の絵本の読み方なのだ。だって『絵本』なんだから。私は文章しか追っていないため、絵が全く見えていない。息子に教えてもらわないと気がつくことさえできない。
先日届いた息子の某通信教材の付録がカタカナ表で驚き、「ひらがなもまだ読めないのに」と焦ったが、息子は字を読める私の何倍ものことを絵本から吸収している。そう思うと、この期間がとても貴重なものに感じる。
私は何をそんなに焦っていたのだろう。「他の子は文字が読めるのにどうして。」「言われたことだけやればいいのに。」息子の行動をマイナスの方向へしか考えられていなかった。こんなにも素晴らしいものをもっているのに。それに気づかせてくれたのは、息子をまっすぐにみてくれた先生の一言だった。
