2022.12.15
発達障害について
愛着障害を考える~子どもが自分で大きくなるために②
愛着の重要性について前回のコラムで考えました。
でも中には、大人の対応の問題で愛着がしっかりと形成されないことや、子どもの障害のために関係性を築くことが難しい場合もあります。
まず、大人が大切にするべきは、何より子どもの姿をそのまま認める気持ちです。
つい「教えてあげなければ」「できるようにしてあげなければ」と思うと、評価する視点が増えてしまいます。
「ちゃんとできてる?」といつも監視されていたら、大人だって息がつまりますね。
愛着関係の基本は「失敗してもそこに戻れば安心できる場所」ですが、
親や身近な大人からいつも評価の視点で見られているとしたら、安心できないのではないでしょうか。
一方、発達障害の子どもでは、コミュニケーションや感覚に難しさがあるために、
親が愛する気持ちを表現しスキンシップを図ろうとしてもうまくいかないことがあります。
表面的には拒否しているように見えても、子どもは本来大人に甘え頼りたい存在です。
その子が受け入れられるかかわりを模索することが大切です。
また、育てにくさのために愛情を感じられないこともあるかもしれません。
そのような時は一人で抱え込まず、相談できる相手や機関を探してください。
小さな体で果敢に大きくなろうとしている子どもたちを、力を合わせて見守り支えていきましょう。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
