2023.01.15
発達障害について
発達障害、偏食への対応②
発達障害の子どもの偏食について、幼児期に味覚を育てることの重要性を考えてみましょう。
味覚の発達は、3,4歳頃をピークに10歳頃までに形成されます。
幼児期に色々な味に触れることが味覚を育てるのです。
ですが、幼児期は好き嫌いが多い時期でもあります。
特に苦みや酸味は「食べては危ない」サインなので、経験のない子どもにとって苦手な味です。
さらに発達障害の場合には、咀嚼した時の食感の苦手さや初めてのものを受け入れにくい特性も加わり、食べられるものが限定されることがあります。
例えば、偏食の子どもでは「野菜のシャキシャキ感」が苦手なことがあります。
一般にアルミホイルを噛んでしまった感覚は不快に感じる人が多いですが、もしかしたらそのような感じなのかもしれません。
それを「我慢して食べなさい」は難しいですね。
でも、味覚を育てるためには排除してしまいたくないので、シャキシャキ感が減るようにできるだけ小さく切るとか、柔らかく煮るとか、苦味をカバーする味付けをするとか、少しずつ受け入れられる工夫はやはり大切です。
無理強いせず、でも触れる機会を作る、というのは偏食の強い子どもには本当に大変ですが、
食卓に並んだ色々な料理を親が楽しそうに食べて見せることから、何かをきっかけに食べてみる意欲が見られることもあります。
少しずつ慣れてくれることを願いつつ、体験を積み重ねていきましょう。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
