コラム

2023.02.15
発達障害について

「言葉の遅れ」をどう考える?②

言葉の発達のために、かかわりを増やす

言葉が遅れているように見えても、言われたことを理解しており、大人にかかわろうとする様子が見られるのであれば、それは言葉の出方の個性だと考えられます。
無理に言わせようとしてストレスをかけるよりも、言葉が出てくるのを楽しみに待つ姿勢が大切です。
ですが中には、かかわりを求める様子があまり見られず、一人遊びが多い子どももいます。

自閉症スペクトラムの特性として、コミュニケーション行動の希薄さがあげられますが、そのような場合はまずやりとりを増やすことを考えましょう。
やりとりを増やすと言っても、大人と子どものコミュニケーション行動は違います。

大人にとって、コミュニケーションの中心は言葉です。
ですから、大人から言葉をかけ、子どもから言葉が返ってくることを期待してしまいます。
期待したような反応がないと、どうしたらいいの?と途方に暮れてしまいますね。
子どもを観察していると、「なんだろう?」という疑問であったり、
「わあ、おもしろい」という発見であったり、感情の動きから起こる行動が必ずあります。
それが最初は他者に向けられていなくても、まずは一緒に観察し、少しでも横にいることに気づいた様子が見えたら、
「アリさんだよ」「つながってる、おもしろいね」と言葉をかけてみましょう。
そして、「アリさん、こっちも」と、意図的に目を合わせるように指差しながら、伝わりやすい短い言葉をかけます。

子どもの感情が動いた瞬間を逃さないことが重要です。
反応が少ないうちはなかなか難しいのですが、次回はさらに、かかわりを増やす遊び方をご紹介します。



執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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