コラム

2023.05.10
発達障害について

障害?それとも個性?

発達障害にはたくさんのタイプがありますが、診断項目には共通点があります。
それは、「症状によって、著しい苦痛あるいは、社会的・職業的またはその他の重要な機能における重大な障害が引き起こされる」という点です。
つまり、症状があっても大きな問題が起きていなければ「障害」として診断されず、「個性」の範疇と捉えられるのです。

また、特性を「個性」ととらえるのか「障害」ととらえるのかは、本人にも決める権利があります。
その子にとって、特性がプラスにはたらく環境にいるのであれば、愛をこめて「個性」と呼ぶことができます。
もしマイナスにはたらく環境にいるのであれば、「障害」と表現して困り感を周りの人に伝えることで、配慮の必要性を理解してもらいやすくなります。

発達障害の生きにくさの一つは、障害の特性が見えにくいこと、もう一つは、その特性がどう評価されるかはどのような環境(社会)に置かれるかという運次第であることなのかもしれません。
環境を整えることや周囲が接し方を工夫することで、その子自身が「障害」を「個性」と感じられるようになり、社会の「脳の多様性」への理解も深まるのではないでしょうか。



監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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