2023.05.15
発達障害について
グレーゾーンとは? - 子どもへの対応で大事なこと
「グレーゾーン」という表現は、発達障害の診断基準には満たないけれど、将来的に発達障害となる可能性がある、または特性が比較的強く見られるといった場合に使われます。
重い・軽いという基準によるものではありませんが、その時点では「障害とは診断できない」ということです。
特に子どもの場合は、今後の発達を注意してみていきましょうという意味合いも含んでいます。
発達障害の特性と言われるものは、実は、幼児期の子どもの特徴と非常に共通しているところがあります。
例えば、ADHDの特性とされる「落ち着きがない」「衝動性が高い」という特徴は、多くの幼児に当てはまるものです。
自閉症スペクトラム症の特性とされる「こだわりの強さ」もまた、幼児期の子どもにしばしば見られる特徴です。
幼い頃に落ち着きのなさやこだわりの強さを心配していたとしても、成長と共に多くのお子さんは変化していきます。
グレーゾーンや発達障害では同年齢の子どもと比較して特性とされる傾向が強く見られることはありますが、それでもその子に合った学ぶ環境を提供していくことによって、気になるところが落ち着いてくるということは大いにあり得ます。
そして何より大切なことは、気になるところがあるからといって今すぐ変えようとせずに、子どもの成長をあたたかく見守る姿勢です。
学ぶ環境は整えつつ、いつどのように成長するのかは「あなたを信じて待っているよ」という気持ちで過ごすことが大事だと捉えています。
大好きなお父さんやお母さんが、そのままの自分を認めて愛して育ててくれたということは、その先の人生で非常に大きな糧となるはずです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
