コラム

2023.06.16
発達障害について

夜驚症とは? - 発達障害との関係性について

夜中に突然泣き叫ぶ子どもの姿に驚かされたことはありませんか?
「夜驚症」とは、子どもが深い睡眠の状態から突然、叫んだり泣いたりする現象のことを指します。
周りからの呼びかけや刺激に反応せず、翌朝、本人はエピソードを覚えていないことも特徴です。

一般的に、夜驚症は3歳から12歳までの幼児や小児に見られることが多いと言われます。
具体的な原因ははっきりとわかっていませんが、子どもの神経系や脳の発達と関連していると考えられています。

一部の研究では、夜驚症と発達障害との関連性が指摘されています。
特に、感覚過敏や情緒のコントロールに関連する困難を持つ子どもたちは、夜驚症を経験することが多いとされています。
ただし、夜驚症を示す子どもがすべて発達障害を持っているわけではありませんし、逆もまた然りです。

発達障害だけでなく、日々の生活のストレス、睡眠不足、一時的な体調不良など、多岐にわたる要素が原因として想定されています。
神経系が未熟な段階であるため、睡眠の過程で正常な制御が行われず、夜驚症が発生するというのも一つの可能性です。
そのため、脳機能の発達に偏りのある発達障害の子どもにおいては、発症する確率がほか子どもよりも高い傾向にあります。

夜驚症は子どもの2~7%が発症すると言われており、ほとんどの場合は思春期までに自然に改善されます。
頻度がさほど多くないときは、睡眠リズムを一定にして、寝室の環境を安全に保ち様子を見ることがほとんどです。

できる対応としては、リラックスした寝室環境の提供や規則正しい生活習慣の形成が重要です。
もし頻繁に起こる場合や生活に支障をきたしている場合は、医師や専門家に相談することをおすすめします。



監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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