コラム

2023.08.02
発達障害について

聴覚過敏の子どもへの対応方法

今回は、感覚過敏の中でも、聴覚過敏のある子どもへの対応方法についてご紹介します。

【聴覚過敏とは】

聴覚過敏とは、一般的な音に対して過敏な反応を示す状態のことです。
多くの人が普段なんとも思わないような日常的な音が、聴覚過敏の子どもたちにとっては耐えがたい騒音となります。
かすかな音が大きく聞こえたり、多くの人にとって苦にならないような音に対して苦痛を感じたりします。

ただし、すべての音に対して苦痛を示すわけではなく、許容できる音もあれば、特定の好きな音や嫌いな音もあるようです。
このように、個人間で音の捉え方にはバラつきがあるのと同様に、聴覚過敏の特性も人それぞれ異なります。

感覚過敏の中でも、聴覚過敏は特に日常生活に与える影響が大きいと考えられます。
私たちはさまざまな音に囲まれて生活しており、突然の音や身の回りの雑音などを全て回避することは難しいからです。

【対応方法のポイント】

聴覚過敏そのものの治療法はまだ確立されていませんが、聴覚過敏を軽減するための対策があるのでご紹介します。

①不快な音を減らす
まず優先的におこないたいのが、子どもにとって不快な音を取り除くようなアプローチです。
例えば、インターフォンや電話機の呼び出し音を小さくする、机や椅子の足にカバーをつける、音の小さな掃除機に変えるなどです。

②対策グッズを使う
次に、耳に入る音を減らすグッズを使用することを検討しましょう。
全体的に音量を減らしたいときは耳栓やイヤーマフ、エアコンや人混みのざわつきなどの定常音を減らしたいときはノイズキャンセリングイヤフォンが効果的です。
これらは常に使用していると過敏さが増してしまう場合があるため、苦手な音がある環境では使用し、それ以外では外すなど、使う時と使わない時と分けるといいと言われます。

③なるべく事前に知らせる
また、突然の大きな音は聴覚過敏の子どもたちにとって特にストレスとなります。
可能な限り、大きな音が出ることを事前に知らせ、心の準備をさせてあげましょう。

④カウンセリングを受ける
子どもが自分自身の不快感や恐怖を表現するのが難しいこともあります。
そんな時は、どんな感情なのか尋ね、表現を助けることで、子ども自身が自分の感じ方を理解したり、適切な対処法を学ぶ機会にもなります。
聴覚過敏の子どもたちにとって、音環境の改善だけでなく、適切なカウンセリングや心理療法を受けることも重要です。

コペルプラスでも、聴覚過敏の子どもたちが自分らしい生活を送ることができるように、一人ひとりにあったサポートを提供してまいります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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