コラム

2023.08.03
発達障害について

嗅覚過敏の子どもへの対応方法

今回は感覚過敏の中でも、嗅覚過敏のある子どもへの対応方法についてご紹介します。

【嗅覚過敏とは】

嗅覚過敏とは、一般的には気にならないような香りや匂いに対して強い反応を示す状態のことです。
特に、以下のような物や場面で困り感を抱えやすい傾向にあります。

〈もの〉
・芳香剤や柔軟剤のにおい
・食べ物のにおい
・動物のにおい
・インクやえんぴつなど文房具のにおい

〈場所〉
・人混みでの口臭や体臭、熱気など
・車や電車など乗り物のにおい
・床のワックスのにおい

【対応方法のポイント】

嗅覚過敏の感じ方は人によって異なります。
一言に「くさい」と言っても、どれくらい臭いと感じているかは個人差が大きく、同じ匂いでも人によって快にも不快にも感じられることがあります。
子ども自身がどのようなにおいに対し困り感を抱えているのか、きちんと把握をした上で手立てを考えていきましょう。

①苦手な香りを減らす
まず優先的におこないたいのが、香りの強い洗剤や香水、食品などは避け、無臭または微香製品を選ぶことです。
ご家庭だけでなく、園や学校でも考慮してもらうことが望ましいです。

②マスクを着用する
次に、苦手なにおいがある場合は、マスクをすることを検討しましょう。
活性炭入りのマスクなど、苦手なにおいを打ち消す効果が期待できるマスクもあります。

③好きな香りで和らげる
子どもの好きなにおいを染み込ませたハンカチを持たせ、マスクの下に忍ばせたり、首からかけたりすることで、苦手なにおいをやわらげる方法もあります。
特に、ミントには抗菌効果や頭痛緩和の効果があると言われており、清涼感もあることから、ハンカチに染み込ませたり、ガムを嚙むなどで気分転換している方も多いです。

④不快感を伝える
また、嗅覚過敏の子どもたちにとって、周囲の理解と配慮は不可欠です。
子どもが感じる不快感や困難を認識し、それを言葉で表現することを助けることも大切です。
子ども自身が自分の感じ方を理解し、他人に伝えられるようになると、周囲も適切な配慮をすることができます。

コペルプラスでは、各ご家庭の状況に合わせた個別の対策を一緒に考え、子どもたちが安心して成長できる環境を作り上げることを目指しています。
お困りのことがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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