2023.08.04
発達障害について
触覚過敏の子どもへの対応方法
今回は感覚過敏の中でも、触覚過敏のある子どもへの対応方法についてご紹介します。
【触覚過敏とは】
触覚過敏とは、多くの人が気にならないような触覚の刺激に対して、過度に反応する状態のことです。触覚過敏の子どもたちにとって、日常生活での衣服の感触や、人間関係における握手などの何気ない接触がストレスを引き起こすことがあります。
特に、以下のような物や場面で困り感を抱えやすい傾向にあります。
〈もの〉
・衣服、タグの感触
・砂、絵の具、粘土などを使った遊び
・扇風機の風やシャワーの水圧
〈人〉
・後ろから近寄られる
・人混みで肌が触れる
・散髪、爪切り、歯磨き
【対応方法のポイント】
①服装への配慮触覚過敏の子どもは、特定の素材やタグ、シームのある衣服が不快に感じることがあります。
柔らかく、シームの少ない服を選ぶ、タグを取り除くなどの対策が役立つ場合がありますのでお試しください。
②体への接触の管理
握手やハグ、肩をぽんと叩くなどの一般的な社会的接触が苦痛になることがあります。
子どもが快適に感じる接触の方法を探すと共に、子どもに触れる前に声をかけたり許可を求めることも大切です。
③感覚が苦手な作業は子ども自身にやってもらう
洗髪、爪切り、歯磨きなどが苦手な場合は、大人が無理にするのではなく、子ども自身でできるように教えてあげましょう。
④好きな感触グッズを持っておく
柔らかい布やタオルなど好きな感触のものを持っておくことで、嫌いな触覚刺激があっても、好きな触覚刺激で安心することができます。
⑤感覚統合療法
感覚統合療法は、触覚過敏の子どもたちにとって有効な治療法となることがあります。
作業療法士によるガイダンスのもと、自分の感じ方を理解し、適切に対応するための方法を学ぶことができます。
子どもが自分の触覚過敏を認識し、それが自分自身の一部であることを理解することも重要です。
それにより、子どもは自分自身をより良く理解し、自己受容を育てることができます。
子どもたちが自分らしく生きるための一歩を踏み出すために、お困りごとがございましたらコペルプラスにお気軽にご相談ください。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
