子どもの登校しぶり、まずすべきことは?
長期休み明けに増えると言われている登校しぶり。
子どもに「学校行きたくない」と言われたら、親としてどんな言葉をかけて、どのように寄り添ってあげれば良いか悩んでしまう方も多いかと思います。
登校しぶりや登校拒否をする子どもたちは近年増加傾向にあり、多くの保護者様を悩ませている問題です。
今回は、登校しぶりの背景と、まず考えるべき対応や、お子様との話し合いの際の留意点についてご紹介します。
登校しぶりの背後にはさまざまな要因があり、お友達との関係、学習のストレス、体調の問題、集団行動が苦手など、原因は一つではありません。
そのため、まずは子どもの気持ちや状況を深く理解することが重要です。
子どもが安心して自分の気持ちを話せる家庭環境を作り、子どもの話を否定せずに聞くことから始めましょう。
その際に大切なのは、ヒアリングの目的を「登校」ではなく、「子どもの負担感を和らげること」に設定することです。
登校をゴールにしてしまうと、子どもが学校への不満や不安を訴えても「みんなガマンしてるんだよ」「がんばろう!」など、一般論や根性論で説き伏せたくなりがちです。
すると、今まで少しずつ我慢し続けてきた子や、すでに自分なりに精一杯がんばっている子、努力では超えられない壁にぶつかっている子には、全く響かないばかりか、より一層追い詰めてしまう可能性もあります。
大前提として「学校に行くこと=正しいこと、学校に行けない=ダメな子、ではない!」という視点に立つことを意識しましょう。
そうすると、正論や根性論以外の言葉や態度で、その子の気持ちに寄り添うことができます。
「どうして?」と質問攻めにしないこともポイントです。
どうして行きたくないのか自分でもわからない、言いたくない、言語化が難しいという子どもにとっては、責められているように感じてしまうからです。
「どうしたら行きたくなる?」とポジティブな聞き方に変えたり、どうしても行きたくない時は休んでもOK!とリフレッシュの日を設けるなどして、気持ちを前向きに切り替えられるよう工夫してみましょう。
子どもの「行きたくない」にも、ちょっと気乗りしない程度から、深刻に思いつめている場合まで、段階があります。
子どもの様子をよく観察し、話を丁寧に聴いて深刻さの度合いを見極め、段階に応じて柔軟に対応できるといいかと思います。
次回のコラムでは、登校しぶりがあった際の具体的な対応方法についてお届けします。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
