コラム

2023.09.27

不安に敏感な子どもの腹痛 - 本当に必要な対処法は?

子どもたちは成長過程で、さまざまな心の変化や成長の痛みを経験します。
その中で、「お腹が痛い」と訴える子どもは少なくありません。
特に、不安やストレスに敏感な子どもは、身体的な症状として腹痛を感じることがよくあります。
今回は、そうした子どもたちに本当に必要な対処法について考察していきます。

【不安からくる腹痛の特徴】

不安に敏感な子どもが抱える腹痛は、通常の胃腸の不調とは異なる特徴があります。
ストレスが身体の不調として現れることは、実際に経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
特に子どもは、不安や恐れ、緊張などを言葉でうまく伝えることが難しいため、身体の症状として表れることがよくあります。

【原因】

この場合の腹痛は、不安やストレスが引き起こす自律神経の乱れから来るものです。
交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、胃や腸が敏感に反応し、緊張や収縮を起こすことで腹痛として現れます。

【見極め方】

不安やストレスが原因の腹痛を見極めるには、以下の点に注目してみてください。

・学校や行事の前などに定期的に発症する
・特定の状況や場面でのみ症状が出る
・吐き気や下痢、発熱などほかの症状を伴わない
・イライラや怒り、泣きつきなど情緒の変動が見られる

【対処法】

このような状況に当てはまり、不安やストレスからくる腹痛の可能性が高い場合、どのように対応するのがよいのでしょうか。

まず、子どもの感情や不安を受け入れ、安心させることが大切です。
否定や軽視をせず、安心感を与えることで身体的な症状も和らぐことがあります。
抱きしめたり、穏やかな声で話しかけたりすることで、子どもの心を落ち着けてあげましょう。

次に、不安の原因を探るため、学校の様子や友達関係、最近の変化などをしっかりと聞き取りましょう。
子どもが何に不安を感じているのか、具体的な状況や出来事を共有してくれるかもしれません。
定期的にコミュニケーションの時間を持ち、子どもの悩みや心配事を確認しておくと尚よいです。

リラックス方法の導入も検討しましょう。
深呼吸や瞑想、ストレッチ、軽いマッサージ、好きな音楽を聴くなど、子どもが取り入れやすいリラックス法を一緒に学ぶことで、緊張や不安を和らげることができます。
また、子どもは予測可能な日常を好む傾向がありますので、寝る前の読み聞かせやおやすみの挨拶など、日常の中でルーティーンを確立することも安定感につながります。

不安に敏感な子どもの腹痛は、身体的な問題だけでなく、心の問題としても取り組む必要があります。
心と身体の健康は密接に関連しているため、周りの大人は子どもの心のサポートも忘れずにおこなうことが大切です。
適切な対応と愛情あふれるサポートで、子どもの不安を和らげ、健やかな成長をサポートしていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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