コラム

2023.10.12
幼児期の発達

一人ひとり異なるストレスサインと対応策

子どもたちの心の中には、大人たちが気づきにくいさまざまな感情が渦巻いているものです。
同じ環境下で育っていても、一人ひとりが異なる感じ方や考え方、特性を持っているように、何をストレスと感じるか、ストレスが溜まってきた時のサインなども一人ひとり異なります。
そこで今回は、多様なストレスサインや対応策について考察します。

【何がストレス?】

まず、子どもたちは何にストレスを感じるのかについて考えてみましょう。
例えば、日常生活の中で直面する園や学校の課題、親との分離不安、友人関係、家庭環境などは、時にストレスとして心に溜まっていきます。
特に子どもは大人と比べてストレスを適切に処理するスキルが未熟であるため、小さなことであっても大きなストレスとして感じることが多いのです。

【さまざまなストレスサイン】

次に、ストレスサインの多様性について解説します。
子どもたちは、ストレスを感じるとさまざまなサインを出します。
一人ひとり異なるため、一概に「このサインが現れたらストレスを感じている」とは言えませんが、よくあるストレスサインの例は以下の通りです。

・機嫌の悪さ(イライラする、大声で叫ぶなど)
・ものや人に当たる(ものを投げる、人を叩くなど)
・ふさぎこむ(無言になる、部屋に閉じこもるなど)
・体の不調(腹痛や頭痛など)

ストレスが高まると、子どもたちはさまざまなかたちでその感情を爆発させます。
子どもたちの感情の爆発は、予期しない瞬間に起こることもあるかと思います。
ですがこの時、叱責や非難の声を上げるのではなく、まずはその感情を受け止めることが大切です。
感情の爆発の背後には、その子の不安や悩みが隠れていることが多いのです。

【ストレスが爆発した時の対処法】

感情の爆発後は、子どもとのコミュニケーションが非常に重要です。
心の中に何があったのか、どうしてそのような反応を示したのかを、優しく尋ねてみましょう。
この時、非難や評価を避け、純粋に子どもの話を聞く姿勢が大切です。

一人ひとりの子どもが異なるストレスサインを持つように、対処法も異なります。
例えば、話をじっくり聞くことが心の安定につながる子もいれば、静かな場所で一人の時間を過ごすことが必要な子もいます。
その子の性格や過去の経験をもとに理解を深め、適切なサポート方法を探っていきましょう。

子どもたちは、自分の感情や考えを表現する方法を学ぶ過程にあります。
その表現方法が大人から見て非効率的であったとしても、その子の意見や感情を尊重し、見守ることが大切だと考えます。

子どもたちに、ストレスを自分で管理するの基本的なスキルを教えることも併せておこなえるといいですね。
リラクゼーション法や呼吸法など、シンプルなメソッドから始めてみましょう。

子どもたち一人ひとりが異なるストレスサインを持っていることを理解し、その子に合った対応を心がけることで、心の健康を守り、より良い発達をサポートすることができます。
これからも子どもたちの多様性を尊重し、一緒に成長していけたらと思っています。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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