コラム

2023.10.17

斜視の原因は? 治療法はある?

視力は生まれた時からものを見ることをくり返すことで発達していき、6歳ころで成熟します。
最近では、乳幼児健診を受ける子どもを対象に、目のスクリーニング検査をおこなう自治体や病院が増えてきています。

【健診で使われる検査機器】

スポットビジョンスクリーナーは、保護者様に抱っこされた状態で、たった数秒で近視、遠視、乱視、不同視、瞳孔不同など、弱視の原因となる異常を検出することが可能な検査機器です。
この視覚スクリーニング検査の普及により、乳幼児健診で「斜視」の可能性を指摘されるお子様も増加傾向にあります。

【斜視とは】

「斜視」とは、目線が正常に直進せず、片方または両方の目が内側や外側、上下にずれる現象を指します。
今回のコラムでは、斜視の原因と現在存在する治療法について探求してみましょう。

【原因】

斜視は、目の筋肉のバランスの不均衡から起こります。
正確には、目を動かす6つの筋肉のうち、1つ以上が弱かったり強すぎたりすると、目の位置が正しく保てなくなります。
斜視の原因は多岐にわたり、遺伝的な要素、筋肉の調節能力の不足、眼や脳に存在する異常など、理由は一つではありません。
さらに、乳幼児期の視覚経験も斜視の発症と密接な関連があることが研究からわかってきています。

【治療法】

斜視に治療法はあるのでしょうか?

斜視の治療法は、その原因や程度、年齢など、個々の状況により異なります。
眼鏡による補正、視能訓練、あるいは手術が選択されることが多いようです。

1. 眼鏡やコンタクトレンズ
視力の調節や斜視の修正を目指して、眼鏡やコンタクトレンズが利用されることがあります。

2. 視能訓練
視覚スキルを向上させるためのさまざまなエクササイズや活動を通じて、眼の協調性や集中力を高めます。

3. パッチ療法
「遮蔽療法」とも呼ばれるこの方法は、斜視のない健康な眼を一時的にパッチで覆うことで、斜視の眼の筋肉を鍛えます。

4. 手術
斜視を正すために、眼球の筋肉を調節する手術がなされることもあります。
眼筋の位置を調整し、両眼がうまく協調して動くことを助けます。

斜視の診断を受けた子どもたちにとって、適切な治療とサポートは必要不可欠です。
心理的なサポートや、園や学校でのサポートなど、多方面からのアプローチを考えてみましょう。
早期発見と適切な対応が、子どもたちの視覚の発展と自己肯定感を高めるカギとなります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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