コラム

2024.01.19
発達障害について

注意欠陥多動性障害(ADHD)を持つ小学生の特徴は?

注意欠陥多動性障害(ADHD)を持つ子どもたちは、特有の行動パターンや学習の困難を示すことがあります。
特に小学校に上がってから、集団の中で目立ってしまったり、困りごとが増えるケースが多いと言われます。
そこで今回は、注意欠陥多動性障害(以下:ADHD)を持つ小学生の特徴について、チェックリストを用いて解説します。

【注意欠陥多動性障害(ADHD)の特徴】

不注意、衝動性、多動性という特性が目立つ発達障害です。
「多動性衝動性優勢型」と「不注意優勢型」に分けられ、いずれの特性も見られる場合は「混合型」という表現をされます。
以下は、ADHDを持つ子どもの一般的なチェックリストです。
※ただし、これらの特徴がすべてのADHDの子どもに当てはまるわけではなく、また、これらの特徴を持つからといって必ずしもADHDであるとは限りません。

〈注意力の問題〉

・指示を最後まで聞かずに行動を開始する
・学校の宿題や課題をしばしば忘れる
・作業中すぐに気が散り、注意が続かない
・日常の活動において細かいミスが多い
・長時間同じ作業に集中することが難しい

〈多動性と衝動性〉

・授業中にじっとしていられない
・適切でない時に走り回る
・静かに遊ぶことが難しい
・会話やゲームに割り込むことが多い
・順番を待つのが非常に苦手

〈社会的な問題〉

・他の子どもたちと上手くやっていくことが難しい
・自分の行動が他人にどう影響するかを理解するのが難しい
・衝動的な行動で友達関係に問題を起こすことがある
・自己中心的に見えたり、他者の感情やニーズに気付かないことがある

〈情緒的な特徴〉

・小さな出来事に過剰に反応しやすい
・怒りやイライラを抑えるのが難しい
・不安やストレスに弱い
・感情の変動が激しく、予測不可能

このチェックリストは、ADHDの可能性を初期に特定するためのものですが、診断には専門家による詳細な評価が必要です。
また、これらの特徴のいくつかは発達の一部として一時的に見られることもありますし、程度の差はあるものの、小学生なら誰でも当てはまるものもあります。
発達障害かどうかは専門医でないと判断できません。
ご不安な場合は、病院に行き検査を受けることを検討してみてください。

次回のコラムでは、ADHDの小学生がトラブルを起こしがちなシチュエーションについてご紹介します。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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