コラム

2024.01.21
発達障害について

学習障害(LD)を持つ小学生の特徴は?

学習障害(LD)は、小学校に入学してから困難を自覚しやすい発達障害とも言われています。
学習に対する困難は、学業成績に影響を及ぼすだけでなく、自尊心や学校に対する印象にも影響を与えることがあるのです。
そこで今回は、学習障害を持つ小学生の特徴について、チェックリストを用いて解説します。

【学習障害(LD)とは】

学習障害は、一般的な知能を持ちながら、「読む・聞く・話す・書く・計算する・推論する」といった6つの能力の1つ以上に、習得や使用の困難がある発達障害です。
読字障害であれば「教科書の文章がうまく読めない」、書字障害であれば「文字を書いたり覚えたりすることが苦手」など、抱えている困難は個人によって大きく異なります。

【学習障害を持つ小学生の特徴】

〈聞くことに困難がある場合〉
・複数の指示、集団の中での指示が理解しにくい

〈読むことに困難がある場合〉
・似た文字の識別が困難で、行や文字を飛ばして読んだり、繰り返して読んだりする
・文章の内容を理解できないことが多い

〈書くことに困難がある場合〉
・見たものを書き写すことが苦手
・文字が左右上下反転する「鏡文字」を書くことがある

〈計算することに困難がある場合〉
・繰り上がりの計算が苦手
・数系列の規則性などの習得が難しい

〈話すことに困難がある場合〉
・事柄や順序を整理して話すことが苦手
・「いつ」「どこで」「だれが」などを抜かして話すことがよくある
・会話が一方的で、話題が飛びやすい

〈推論することに困難がある場合〉
・因果関係の理解や、相手の立場に立つことが苦手
・目的に沿って計画を立てることができず、やらなければならないことが進まない

このほかにも、情報処理の遅れ、組織化能力の欠如、指示の理解の困難など、さまざまなケースが存在します。

このチェックリストは、学習障害の可能性を初期に特定するためのものですが、診断には専門家による詳細な評価が必要です。
また、これらの特徴のいくつかは発達の一部として一時的に見られることもありますし、程度の差はあるものの、小学生なら誰でも当てはまるものもあります。
発達障害かどうかは専門医でないと判断できません。
ご不安な場合は、病院に行き検査を受けることを検討してみてください。

次回のコラムでは、学習障害の小学生が困難を抱えがちなシチュエーションについてご紹介します。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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