2024.01.23
発達障害について
発達障害の子のための学校トラブル防止策8選
発達障害のある子どもたちが学校生活で直面するトラブルは、時に予測が難しく、複雑なものです。
しかし、適切な予防策を取っておくによって、これらのトラブルを大幅に減らすことが可能です。
そこで今回は、発達障害の子どもたちが学校でのトラブルを防ぐためにできる対策を、具体例を交えてご紹介します。
1. 学校との連携
〈対策の例〉担任の先生とは、特性や気を付けてほしいポイントなど、できるだけ密に情報共有します。
特別支援教育コーディネーターやスクールカウンセラーが在籍していれば、ぜひ相談してみてください。
〈効果〉
苦手なことに配慮したり、席の位置を調整するなど、自然な方法でトラブルが起こる可能性を減らすことができます。
発達障害の小学生が受けられる公的支援などを聞くことも可能です。
2. 一貫した日常のルーティン確立
〈対策の例〉毎日のスケジュールを子どもに事前に説明し、変更がある場合は早めに知らせます。
教室でのルーティンを明確にし、予測可能な環境を作ることが大切です。
〈効果〉
予測可能な環境は、特に自閉症スペクトラム(ASD)の子どもたちが不安を軽減するのに役立ちます。
3. クラス内での適切な座席配置
〈対策の例〉子どもが集中しやすい場所に座席を設定します。
一番前の席が最適な場合もありますし、騒音や活動が多いエリアから離れた静かな席を選ぶと良い場合もあります。
〈効果〉
集中力の向上や、授業への妨害が少なくなるといったメリットがあります。
4. 視覚的なサポートツールの利用
〈対策の例〉課題の指示をビジュアル(例:イラストやチャート)で示します。
スケジュールやルールを見えるところに掲示しておくことも有効です。
〈効果〉
子どもが指示を理解しやすくなり、自己管理能力が向上します。
5. 休憩やリラクゼーションの時間の確保
〈対策の例〉授業の間に短い休憩を設けます。
落ち着くことができる特定の場所を用意しておくことも安心につながります。
〈効果〉
緊張やストレスの軽減に繋がり、子どもがリラックスして授業に取り組めます。
6. ソーシャルスキルのトレーニング
〈対策の例〉療育などで社会的スキルを教えるプログラムを導入します。
ロールプレイやグループ活動を通じて、社会的な相互作用について学びます。
〈効果〉
社会的な状況での適応力が高まり、友達作りやコミュニケーションが改善されます。
幼児期から集団生活で必要なスキルを身に着けておくことが重要です。
※コペルプラスでおこなっているソーシャルレッスンの具体例とその効果については、次回のコラムでご紹介します。
7. 宿題や学習のサポート
〈対策の例〉宿題の量を調整し、個別の学習サポートを提供します。
〈効果〉
その子に合った量の課題をその子に合ったやり方で教えることで、学業のストレスが減り、学習成果が向上します。
8. 感情調節のための支援
〈対策の例〉感情をコントロールする方法を教えます。
カウンセリングやセラピーを通じて感情の理解を深めることも良いです。
〈効果〉
感情の爆発や衝突を減らし、子どもが自己の感情をより適切に表現できるようになります。
まとめ
発達障害のある子どもたちが学校でトラブルなく過ごすには、特別な配慮が必要です。今回紹介したトラブル防止策は、子どもたちが安心して学べる環境を整え、学校で自信を持って成長するための基盤を築きます。
不安や問題は親子間で抱え込まず、できるだけサポート体制を作ることも大切です。
担任の先生や専門の第三者に相談して、特性の理解を深めながら、一人ひとりに合ったサポート体制を作っていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
