コラム

2024.02.24

回避性パーソナリティ障害とは? - 身近な人にできるサポートを知る

回避性パーソナリティ障害は、深い劣等感と社会的な状況に対する不安が特徴のパーソナリティ障害です。
この障害を持つ人には、批判や拒絶されることへの強い恐れがあり、そのため人と関わることを極端に避ける傾向があります。
今回は、回避性パーソナリティ障害の特徴、原因、そして支援方法について解説します。

【特徴】

回避性パーソナリティ障害を持つ人は、以下のような特徴を示すことがあります。

①社交的状況に対する過剰な不安
他人からの評価を極端に恐れ、社交的な状況で拒絶されるかもしれないという不安から、人との関わりを避けます。

②強い劣等感
自分を劣っていると感じ、他人から批判されることへの過剰な恐れがあります。

③人間関係の制限
友人や親しい関係の人が少なく、新しい人間関係を築くことが特に困難です。

④内向的な性格
大勢でわいわい活動するよりも一人で静かに活動することを好み、一人で過ごす時間が多くなりがちです。

【原因】

回避性パーソナリティ障害の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的な要因、子ども時代の経験、特に親からの批判や拒絶の経験、または社会的な孤立などが影響していると考えられています。

【支援方法】

回避性パーソナリティ障害を持つ人への支援は、その人が社会的な状況に対する恐れを克服し、人間関係を築く能力を高めることを目指します。
具体的には、以下のような方法が考えられます。

・心理療法
認知行動療法を含む心理療法は、不安をコントロールし、否定的な自己評価を改善するのに役立ちます。

・ソーシャルスキルトレーニング
社会的スキルを高め、人との関わり方を学ぶことで、社交的な状況に対する自信をつけることができます。

・薬物療法
不安やうつ症状を和らげるために、抗不安薬や抗うつ薬が処方されることがあります。

【身近な人にできるサポート】

家族や友人など身近な人にできるサポートもたくさんあります。

・理解と受容
本人の感じている不安や恐れを理解し、無条件の受容を示します。

・忍耐強い姿勢
改善には時間がかかるため、忍耐強くサポートを続けることが大切です。

・ポジティブな強化
小さな成功でも認め、ポジティブなフィードバックを与えることで、自己効力感を高めることができます。

まとめ

回避性パーソナリティ障害を持つ人は、多くの場合、他人との関わりにおいて深い不安を感じています。
しかし、適切な支援と理解があれば、このような困難があっても充実した社会生活を送ることは十分に可能です。
重要なのは、さまざまな障害があることを理解し、すべての人が社会の一員として受け入れられるような環境を作ることではないでしょうか。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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