2024.03.02
発達障害について
定型発達の子との比較から脱却! 我が子の成長にフォーカスする育児とは?
子育ては、しばしば旅に例えられます。
わくわくした期待とともに始まり、たくさんの不安を味わい、思ってもみなかった出来事に遭遇することもありますが、ふとした瞬間に素晴らしい景色を見せてくれるものです。
そして、喜びも困難も含め、各家庭によって全く異なる経験をもたらします。
一人ひとり異なる個性を持った子どもの成長過程で、他の子との比較を避けることは理想ではありますが、実際には容易ではありません。
特に発達に凸凹のある子どもを育てる際、周囲の定型発達の子どもたちと比べてしまうことは、多くの保護者様が直面する一般的な課題です。
しかし、この比較はしばしば不必要なストレスをもたらし、お子様のユニークな能力に目を向ける機会を奪ってしまうこともあります。
そこで今回は、比較からの気持ちの切り替え方と、我が子の成長に焦点を当てる育児のアプローチについて探ります。
【比較してしまう感情の正体は?】
比較は人間の自然な心理作用であり、特に大切な我が子のこととなると、他の子とのちがいに敏感になるのは当然のことです。意味がないとわかっていても比較してしまう感情は、我が子への愛情の裏返しであり、子どもの幸せや成功を願う親心から生じます。
【比較からの気持ちの切り替え方】
①認識と受容まず、他の子どもと比較してしまう自分の感情を認識し、受け入れましょう。
この受容が第一歩となり、意識的に比較する思考を手放すことができるようになります。
②各子どもの発達の理解
比較はしばしば不完全な情報に基づいており、他人の表面的な成功に焦点を当てがちです。
子ども一人ひとりが異なるペースで成長し、独自の強みと課題を持っていることを再認識しましょう。
発達のマイルストーンはあくまでガイドラインに過ぎず、絶対的な基準ではありません。
③ポジティブな側面に注目
子どもが持つユニークな才能や興味に目を向け、それを育む機会を探してみましょう。
小さな成功も大きく祝い、子どもと一緒に成長を喜び合えると尚良いですね。
【我が子の成長にフォーカスするには】
・子どもの興味をサポートする子どもが自然と夢中になる活動や、他のことに比べて得意だと感じることを観察してみます。
子どもが示す興味や好奇心を大切にし、それに打ち込める機会を提供しましょう。
・個別の目標を設定する
子どもの能力に応じた実現可能な目標を設定し、小さな成功体験を積み重ねることが自信につながります。
目標は達成しやすい小さなものから始め、達成ごとに次のステップへと進んでいくことが鍵です。
・共に楽しむ時間を作る
できたら保護者様も一緒に子どもの好きな活動を楽しんでみましょう。
共に過ごす質の高い時間は、親子の絆を強くし、子どもの自尊心を育みます。
・サポートネットワークを構築する
家族内だけでなく、園や学校、地域社会からのサポートを積極的に求めましょう。
同じような状況にある家族とのつながりも、経験や情報、励ましを共有する貴重な源となります。
・プロフェッショナルな意見を求める
発達支援の専門家と定期的に相談し、子どもの成長に合わせた支援方法や育児のヒントを得ることが有効です。
まとめ
子ども一人ひとりが持つ発達の個性を理解し、その上で我が子の成長を見守ることは、簡単ではない課題です。しかし、他の子との比較によって生じる感情を乗り越え、我が子の個性や能力を肯定的に捉えることができれば、お子様はより自信を持って成長することができます。
全ての子どもは、比較されるためではなく、自分自身であることを祝福されるためにここにいるはずです。
一人ひとりのユニークな個性を認め、称賛し、それを最大限に活かすことが、私たちコペルプラスの目指す療育でもあります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
