コラム

2024.03.03
発達障害について

発達障害のある子どもに伝わる指示のコツ - CCQとは?

発達障害のある子どもたちは、指示の理解や実行に困難を抱えることがあります。
伝え方一つで子どもの反応は大きく変わるため、指示の伝え方には工夫が必要です。
子どもたちに「伝わるコミュニケーション」を確立するためには、どのようにすれば良いのでしょうか?
そこで今回は、CCQ(Calm、Close、Quiet)という簡単ながら効果的なアプローチをご紹介します。

【CCQとは】

CCQは「Calm(おだやかに)」、「Close(近づいて)」、「Quiet(静かに)」の頭文字を取ったもので、子どもたちに効果的に指示を伝えるコミュニケーションテクニックの一つです。
このアプローチは、子どもたちが受け取る情報を最適化し、理解しやすい方法で指示を出すことを目的としています。
これにより、子どもが指示の内容を正確に理解し、期待される行動を明確に把握しやすくなります。

1. Calm(おだやかに)

子どもに指示を伝える際、まず大人自身が落ち着いていることが重要です。
おだやかな態度と声のトーンは、子どもが安心して耳を傾ける土台を作ります。
怒りやイライラは子どもの不安を高め、指示に対する集中を妨げるため、できる限り穏やかな状態で接するよう心がけましょう。

2. Close(近づいて)

特に注意が散漫になりやすい子どもや、視覚優位な子どもに対しては、物理的に距離を縮めてコミュニケーションを取ることが効果的です。
目線を合わせ、必要であれば軽く触れることで、子どもの注意を引き、指示がしっかりと伝わるようになります。

3. Quiet(静かに)

周囲が騒がしい環境や、複数の情報が同時に伝えられると、特性のある子どもは特に指示を聞き逃しやすくなります。
指示を伝える際には、静かな環境を選び、シンプルで明瞭な言葉を使用しましょう。
また、話すスピードを落とし、必要に応じて指示を繰り返すことも、理解を助けるために役立ちます。

【実践のポイント】

①指示は一度に一つずつ、明確に伝えます。
②子どもが指示を理解し、実行するために十分な時間を与えます。
③成功したときは、具体的にできたことをほめて、ポジティブな強化をおこないます。

まとめ

発達障害のある子どもたちに効果的に伝えるためには、大人の側が少しだけ工夫をする必要があります。
CCQのアプローチは、子どもが情報を受け取りやすい環境を整えるための、シンプルながら強力な方法です。
子どもの特性に合わせたコミュニケーションを心がけることで、子どもたちは日々の指示をよりスムーズに理解し、適切に反応できるようになります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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