コラム

2024.03.04

子どもにも起こるパニック障害 - 原因や治療法、周りの大人が気を付けること

パニック障害は、予期せぬ極度の不安発作が特徴的な精神状態です。
多くの人が成人になってからこの問題に直面すると考えがちですが、実は子どもでもパニック障害を経験することがあります。
今回は、子どものパニック障害に焦点を当て、その原因、治療法、そして周りの大人が取るべき対応について解説します。

【パニック障害とは】

パニック障害は、突然の不安や恐怖が襲い、心臓のドキドキ、発汗、震え、息切れなどの身体的症状を伴う状態です。
これらの発作は、特定の刺激や状況とは無関係に起こることが多く、発作の予測不可能性がさらなる不安を引き起こすと言われます。

【子どもにおけるパニック障害の原因】

子どものパニック障害の原因は一概には言えませんが、遺伝的要素、ストレスが多い環境、特定の出来事や生活の変化などが影響を与えると考えられています。
また、子どもが感じる過度の期待やプレッシャーも、パニック障害を引き起こす要因となり得ます。

【治療法】

・心理療法
認知行動療法(CBT)は、パニック障害の治療に非常に効果的な心理療法の一つです。
子どもが不安を感じる状況や思考を特定し、それらに対処する新たな方法を学びます。

・薬物療法
一部のケースでは、医師の監督のもと、抗不安薬や抗うつ薬が処方されることがあります。

・リラクゼーション技法
深呼吸や筋肉のリラクゼーション技法など、不安を軽減するための方法を子どもが学ぶことも助けになります。

【周囲の大人が気を付けること】

①理解を示す
子どもがパニック発作を経験しているときは、共感を示して励まし、落ち着いて安全な環境を提供しましょう。

②発作の予兆を見極める
発作の前触れや特定のトリガーを一緒に見つけ、可能な限りそれらを避けるようにサポートしましょう。

③専門家への相談
子どもがパニック障害の兆候を見せた場合は、専門家に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

まとめ

子どものパニック障害は、適切なサポートと治療によって克服可能なものです。
重要なのは、子どもが自分一人ではないと感じられるようにすること、そして必要な治療やサポートを受けられるようにすることです。
すべての子どもたちが安心して成長できるよう、社会全体で見守り支えていくことが大切だと考えています。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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