コラム

2024.03.20
発達障害について

発達障害がある子どもにとって「何ができるか」よりも大切なこととは?

発達障害を持つ子どもたちの育成において、社会や教育現場ではしばしば「できること」に焦点が当てられがちです。
しかし、子どもたちにとって、自分の能力を超えた「できる」を求める大人の期待は、しばしば大きな重荷となってしまいます。
そこで今回は、能力を超えた価値や、子どもたちにとって本当に必要な考え方ついて掘り下げます。

【存在すること自体に価値がある】

すべての子どもたちにとって、自分が社会の一員として受け入れられていると感じることは非常に大切です。
自身の存在を価値あるものと認識するためには、まず周囲の大人が子どもたちの潜在的な価値を認識し、伝えていくことが必要だと考えます。

これは、コペルプラスが目指す「そのままのあなたがだいすきだよ」という考え方と同じです。
何かができるから価値があるのではなく、生まれてきてくれたことや、存在してくれていること自体に価値があると捉えています。

【特性を受容し、強みを伸ばす】

それぞれが持つ特性を理解し、受け入れることは、子どもたちが安心して自分らしく生きるための第一歩です。
発達障害がある子どもたちは、特定の学習や社会的スキルが得にくいかもしれませんが、一人ひとりが独自の強みや可能性を持っています。
その強みを見つけ出し、育むことが、子どもたちの自信を高め、社会に貢献する道を切り拓くことにつながると考えています。

【自己表現を楽しむ】

すべての子どもたちは、オリジナルの視点と感受性を持っています。
大切なのは、みんなと同じを目指すのではなく、自分の感じたことを表現し、自分らしく生きることです。

自己表現の方法は一人ひとり異なり、言葉によるコミュニケーションが難しい子もいますが、芸術、運動、音楽など、さまざまな形で感情や考えを伝えることができます。
周りの大人が子どもの内なる声に耳を傾け、コミュニケーションを工夫することで、自分の思いや感情を表現し、他者と関わる喜びを見出していけるはずです。

【誠実に生きる】

障害の有無に関わらず、すべての子どもたちに共通する願いですが、困ったときに手を差し伸べてもらえるような人になってほしいと思っています。
助け合える人間関係を築くことは、生きていく上での大きな支えとなるからです。

そのためには、自分自身が他者に対して誠実であり、自分の感情や困難を素直に伝えられることが大切だと考えます。
また、特性があるから仕方ない、助けてもらって当たり前ではなく、周りへの思いやりと感謝の気持ちを持ち続けることも大切です。

まとめ

発達障害がある子どもたちにとって、「何ができるか」よりも大切なことは、「どのように生きるか」ということではないでしょうか?
子どもたちが自己表現の喜びを見つけ、他者と助け合いながら、自分らしく生きることを全力でサポートする——それが、私たちにできる最も価値ある支援だと考えています。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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