コラム

2024.04.12
幼児期の発達

イヤイヤ期の乗り越え方 - 子どもが落ち着く声掛けとは?

子どもの成長には多くの段階がありますが、中でもイヤイヤ期は親にとって大きな試練の一つです。
この時期、子どもは自我が目覚め、自分の意志を強く主張し始めます。
これは健全な発達の一環ですが、日常生活での困った行動に頭を悩ませる保護者様もたくさんいらっしゃいます。
そこで今回は、イヤイヤ期の行動の背景を理解し、それにどう対処するかについて考察します。

【イヤイヤ期とは】

イヤイヤ期は、多くの場合1歳半から3歳頃にかけて見られ、自分で物事を決めたい、自分の意志を通したいという気持ちが強くなる時期です。
この時期の子どもは、自我の芽生えと共に「イヤ」が口癖になり、些細なことで大泣きしたり、頑なに自分の意志を通そうとします。
これは、子どもが自立心を育て、自分の感情や意見を表現する能力を発達させている証拠です。
しかし、親としては忍耐力が試される時期でもあります。

【イヤイヤ期はなぜ起こる?】

次に、イヤイヤ期がなぜ起こるのかを理解しましょう。
2歳頃の子どもは自分の意志を持ち、自分の身の回りのことを自分でコントロールしたいと感じ始めますが、言語能力や理解力は未熟なままです。
感情を上手く表現できないためにフラストレーションが生じ、それが反抗的な行動や怒りの爆発として現れるのです。

【イヤイヤ期の「困った」への対処法】

①共感を示す
子どもの気持ちを汲み取り、共感を示すことで、子どもの感情を肯定しましょう。
目線の高さを合わせ「こうしたいんだね」「これが嫌だったね」と言葉をかけることで、子どもは自分の感情を受け入れてもらえていると感じ、安心します。

②選択肢を提供する
子どもに二つの選択肢を提供し自分で選ばせることで、自立心を育てつつ、衝突を避けることができます。
例えば、「赤の服と青の服、どっちがいい?」「自分で着る?ママが着せる?」と尋ねることで、子どもは自分で決めたという納得感を得ることができます。

③感情の表現を助ける
子どもが怒りや不満を感じたとき、それを言葉で表現する方法を教えます。
例えば、「今、悲しい気持ちなんだね」「怒っているのかな?」といった具体的な感情の言葉を使うことで、子どもは自分の感情を理解しやすくなります。

④ルーティンを作る
日常生活に一貫性を持たせることで、子どもは何が起こるかを予測できるようになり、それが安心感につながります。
食事、入浴、就寝時間など、日々の活動をなるべく一定のパターンでおこなうことを心掛けましょう。

⑤ポジティブな言葉を使う
「~しなさい」という命令形よりも、「~しようか」という提案形の方が、子どもの協力を得やすくなります。
また、良い行動に対しては積極的にほめて、ポジティブな行動を強化しましょう。

まとめ

イヤイヤ期は、子どもが自立心を育てるための重要な発達段階です。
親としては忍耐が必要ですが、ストレスを感じたときは、深呼吸をして冷静さを保つようにしましょう。

また、イヤイヤ期は一過性のものであり、成長の過程で自然に過ぎ去ります。
今だけの可愛らしい反抗期として、ほほえましく受け流す力も時には必要なのかもしれません。
子どもが安心して自己主張できる環境を提供できているということに、自身を持っていただければと思います。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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