コラム

2024.04.17
幼児期の発達

新学期は頑張りすぎに注意! 限界が来る前に子どもに伝えてほしいSOSの出し方

新学期は、子どもたちにとって新しい出会いや新しい環境といった変化の時期ですが、同時に多くのプレッシャーも伴います。
学業、運動、友達関係など、さまざまな分野で自分を証明しようとする中で、子どもたちはしばしば限界を超えて頑張りすぎてしまいます。
そこで、子どもたちが自分の感じているストレスや不安を親や教育者に伝えられるよう、適切なSOSの出し方を教えておくと安心です。

【新学期のプレッシャーとその影響】

新学期は、楽しみなことも多い反面、多くの子どもたちが不安を感じているものです。
新しいクラスメートや先生、学習内容や活動の変化、そして期待される成果は、子どもたちにとって時に大きなストレス源となり得ます。
環境に順応しようとする中で、頑張りすぎてしまい、心身に影響が出ることも少なくありません。

【子どもが出す頑張りすぎのサイン】

子どもたちはしばしば、ストレスや不安を直接的に表現することが難しいため、行動や態度の変化によってサインを出しています。
その一例を以下に挙げます。

・体の不調を訴えることが多い
「お腹が痛い」「頭が痛い」など、体の不調を訴えることが増えた場合、ストレスが影響している場合もあります。

・学業成績の急激な変化
成績が急に下がる、または逆に過剰に上がることが、頑張りすぎのサインである場合があります。

・社会的活動から遠のく
友達と遊ぶのを避ける、部活やサークル活動に参加しなくなるなど、社会的な活動から遠のくことも注意が必要です。

・睡眠や食欲の変化
強いストレスや不安は、睡眠障害や食欲不振など、身体的な変化を引き起こすことがあります。

・イライラや落ち込み
小さなことで怒りっぽくなる、または普段よりも落ち込みやすくなることも、内面的な不安を示しています。

【子どもへ伝えたいSOSの出し方】

①言葉で伝える
「悲しい」「困っている」「疲れた」「ちょっとしんどいかも」といった感情を、言葉にして表現することの大切さを教えましょう。
子どもたちが自分の感情を表現しやすいよう、日頃から家族間でも感情表現の言葉をたくさん使うようにします。
例えば、「今日は○○があってとても疲れた」「宿題が多くて大変」といった具体的な言葉を使うことがポイントです。

②絵や日記を使う
言葉にするのが難しい場合は、絵を描いたり日記をつけたりすることで気持ちを表現する方法もあります。
家族間での手紙交換で、子どもの本音を知れたというケースもあります。

③信頼できる人を見つける
子どもが自分の感情を安心して話せる大人を一人でも持つことが重要です。
それが親であれば理想的ですが、親以外にも信頼できる大人(例えば、先生や親戚)がいると心強いですね。
周りの大人は、子どもたちが安心して相談できる環境作りを心がけましょう。

まとめ

子どもたちが自分の感じているストレスや不安を適切に表現できるようになることは、問題が深刻化する前にサポートするために非常に重要です。
SOSの出し方を事前に教えることで、子どもたちは自分の状況や気持ちを共有し、少し休んだり求める支援を得ることにつながります。

また、勉強や宿題、習い事などでスケジュールを詰めすぎず、リラックスや遊びの時間も大切にするようにしましょう。
バランスの取れた生活が、子どもたちの心身の健康を守るポイントです。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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