コラム

2024.06.10
幼児期の発達

凸凹を平らにするのではなく、その子らしく育っていける道すじを探そう!

子育てにおいて、多くの親は子どもが持つ可能性を最大限に引き出したいと願います。
そのために「苦手なところを克服させたい」「平均値に近づけたい」と思うことも少なくありません。
しかし、子どもが自分らしく成長していくためには、親が子どもの個性を尊重し、得意なことや好きなことを伸ばすことが大切だと考えます。
今回は、その子らしく育っていける道すじを探るための考え方と実践方法についてお話しします。

【苦手なことを克服させることの弊害】

親が子どもに対して、発達の凸凹を平らにしたい、苦手なことを克服させたいと強く望むと、子どもは次のような弊害に直面することがあります。

・ストレスと不安の増加
子どもは自分の苦手なことに取り組む際、大きなストレスと不安を感じることがあります。
特に、それが親の期待に応えようとするプレッシャーから来るものであれば、その負担は一層重くなります。

・自信の喪失
何度も「できない」経験をすると、子どもの自己評価が低くなり、自信を失うことがあります。
これは、自己肯定感の低下にも繋がり、長期的な心理的影響を及ぼす可能性もあります。

・楽しさや意欲の減退
苦手なことにばかり取り組まされると、学ぶことや成長することに対する楽しさや意欲を失うことがあります。
これにより、本来の才能や興味を見つける機会を逃すことになってしまっては勿体ないです。

【苦手なことはうまく避けよう】

子どもが自分らしく成長するためには、苦手なことを避けることも時には必要です。
これは「逃げる」というネガティブな意味ではなく、「自分に合った道を選ぶ」というポジティブな視点で考えるべきです。

①サポートを受ける
苦手なことを無理に克服しようとするのではなく、必要なサポートを受けることで、その負担を軽減することができます。
専門家の助けを借りることも一つの方法です。

②適応する環境を選ぶ
子どもにとって適切な環境を選ぶことで、苦手なことに直面する機会を減らし、得意なことに集中できるようになります。
例えば、教育機関や課外活動の選択においても、その子の特性に合った場所を選ぶことが重要です。

【得意なことや好きなことを伸ばそう】

子どもが持つ才能や興味を見つけて伸ばすことは、自己肯定感の向上や能力の底上げに繋がります。
以下の方法を実践することで、子どもが自分らしく成長できる環境を整えましょう。

①興味を見つける
子どもの興味や得意なことを見つけるために、さまざまな活動を経験させましょう。

②ポジティブなフィードバック
子どもが得意なことや好きなことに取り組んでいる時に、積極的にほめることが重要です。
具体的なフィードバックがあると、子どもは自信を持ち、自分の能力を信じるようになります。

③自由な選択を尊重する
子どもが自分で選択し、興味を持ったことに取り組む自由を尊重します。
これにより、子どもは自主性を育み、自分の意志で成長していく力を身につけます。

【多様性の尊重と専門性の発揮】

社会全体も、多様な個性や能力を持つ人々が共に生きるための構図を持っています。
すべての人が同じ能力や特性を持つ必要はなく、それぞれの強みを活かして社会に貢献することができるのです。
子どもが自分の得意なことや興味を伸ばすことは、将来的にその子が社会で活躍するための基盤ともなり得ます。

まとめ

その子らしく育っていける道すじを探ることは、親にとっても子どもにとっても重要な課題です。
苦手なことを無理に克服させようとするのではなく、得意なことや好きなことを伸ばすことで、子どもは自分らしく成長し、健全な自己肯定感を持つことができます。
周りの大人は子どもの個性を尊重し、その子に合ったサポートと環境を提供することで、子どもが自分のペースで成長できるように見守りましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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