コラム

2024.06.23
幼児期の発達

言わないとやらない子にならないために - 子どもが自分で動く声掛けの習慣とは?

子どもが自発的に動いてくれると、親としてはとても助かります。
しかし、毎回親に「着替えて」「明日の準備して」「宿題して」など先回りする言葉を言われていると、言われるのを待つ、言われてから動く子どもになってしまうかもしれません。
これでは親もストレスを感じ、子どもも自主性を育む機会を失ってしまいます。

では、どうすれば子どもが自分で考え行動できるようになるのでしょうか?
今回は、子どもが自分で動くための声掛けの習慣について、具体的な例を交えてご紹介します。

1. 子どもの先回りをしない

子どもが何かをやる前に、親が先回りして指示を出すことはよくあります。
しかし、これが続くと子どもは自分で考え行動する機会を失い、「言われないとやらない」習慣がついてしまいます。
子どもが自分で行動するためには、まずは親が先回りをしないことが大切です。

例えば、子どもが宿題をやらずに遊んでいるとき、すぐに「宿題しなさい」と言うのではなく、子どもが自分で気づいて行動するのを待ちます。
なかなか取り掛からない時でも「早くやりなさい」ではなく、「宿題は何時頃やる?」と聞く程度に留めます。
初めは時間がかかるかもしれませんが、子どもは徐々に自分でやるべきことに気づくようになります。

2. 子ども自身に段取りを決めさせる

子どもが自分で動くためには、自分で段取りを決める経験が必要です。
親がすべてのスケジュールを決めるのではなく、子ども自身に計画を立てさせてみましょう。

例えば、学校から帰ってきた後のスケジュールを子どもと一緒に話し合い、やるべきことや取り組む時間を考えさせます
。 子どもが自分で段取りを決めることで、次第に自分の行動に責任を持てるようになります。

3. 自分で決めてできたというサイクルを繰り返す

自分で決めて行動し、それを達成することで子どもは自信をつけます。
このサイクルを繰り返すことが、子どもが自発的に行動する力を育む鍵です。

例えば、子どもが「今日は自分でおもちゃを片付ける」と決めて実行したとき、「自分で決めてできたね、すごい!」とほめてあげましょう。
達成感を味わうことで、子どもは次も自分でやろうという意欲が湧いてきます。

4. ダメ出しよりも次につながる質問をする

子どもがうまくできなかった時は、すぐにダメ出しをするのではなく、次につながる質問をしてみましょう。
これは、子どもが自分の行動を振り返り、改善する力を育むための方法です。

例えば、宿題をやるのを忘れた時「どうして忘れたの?」と責めるのではなく、「次はどうすれば忘れないかな?」と聞きます。
子どもが自分で考えることで、次の行動につながる具体的な対策を見つける手助けになります。

まとめ

子どもが「言わないとやらない」状態から自発的に動けるようになるためには、親の声掛けや接し方が重要です。
先回りをせず、子ども自身に段取りを決めさせ、自分で決めてできたという成功体験を繰り返し与えることを意識してみましょう。
また、ダメ出しではなく次につながる質問をすることで、子どもは自分の行動を振り返り、改善する力を育みます。

これらの習慣を日常に取り入れることで、子どもは「言われなくてもできる」という自信を持ち、徐々に自立した行動を取ることができるようになってきます。
長期的な視点でのサポートを心掛け、子どもが安心して行動できる環境を整えることも大切です。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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