コラム

2024.07.05

サイトメガロウイルスとは? 妊娠中に感染すると大変?

サイトメガロウイルス(CMV)というウイルスをご存知でしょうか?
一般的にはあまり知られていませんが、妊娠中に感染すると胎児に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
今回は、サイトメガロウイルスについて、その特徴や感染経路、妊娠中のリスクと対策について解説します。

【サイトメガロウイルスとは】

サイトメガロウイルス(CMV)は、ヒトヘルペスウイルス科に属するウイルスの一種です。
非常に一般的なウイルスで、成人の50〜80%が一度は感染していると言われます。

多くの場合、感染しても軽い風邪のような症状しか出ず、気づかないことがほとんどです。
免疫機能を持っていれば症状が出ないこともあります。

しかし、妊娠中の女性が初めて感染すると、胎児に重大な影響を及ぼすことがあります。
それが後述する先天性サイトメガロウイルス感染症です。

【妊娠中の感染のリスク】

妊娠中にサイトメガロウイルスに初感染すると、胎児に対して以下のようなリスクがあります。

・先天性サイトメガロウイルス感染症
胎児が感染すると、先天性サイトメガロウイルス感染症を発症することがあります。
これにより出生後に、小頭症、聴力障害、視力障害、発達遅延、肝臓や脾臓の異常などの症状や障害が現れる可能性があります。

・流産や早産、発育不良のリスク
妊娠中のサイトメガロウイルス感染は、流産や早産のリスクを高めたり、胎児の発育が遅れることがあります。

【サイトメガロウイルスの感染経路】

サイトメガロウイルスは、以下のような経路で感染します。

・体液を介した感染
唾液、尿、血液など、さまざまな体液を介して感染します。
特に、保育園や幼稚園に通う子どもたちの間で感染が広がりやすいです。

・接触感染
感染者との接触を通じて感染することがあります。

・母子感染
妊娠中に母体が感染すると、胎盤を通じて胎児に感染することがあります。
また、出産時や授乳を通じて母子感染することもあります。

【妊娠中の感染予防と対策】

妊娠中のサイトメガロウイルス感染を防ぐためには、以下の予防策を講じることが有効です。

①手洗いの徹底
特に小さな子どもがいる家庭では、オムツ替えや食事の後にしっかりと手を洗うことが大切です。

②体液の接触を避ける
感染リスクを減らすために、他人の唾液や尿などの体液と接触する機会を減らしましょう。

③定期的な健康チェック
妊娠中の定期健診などで、感染の有無を確認できます。
特に、初感染のリスクが高い場合は、医師に相談して適切な検査を受けましょう。

まとめ

サイトメガロウイルスは、普段はあまり意識されないウイルスですが、妊娠中に感染すると胎児に重大な影響を及ぼすことがあります。
手洗いや体液との接触を避けるといった基本的な予防策を徹底することで、感染リスクを減らすことができます。
安心して妊娠期間を過ごすために、感染経路や予防策について事前に知っておくことが重要です。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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