2024.07.09
コペルメソッド
療育における粗大運動の効果とは?
療育における粗大運動(そうだいうんどう)は、子どもの発達に欠かせない要素の一つです。
粗大運動とは、大きな筋肉を使った運動のことを指し、走る、跳ぶ、バランスを取るなどが含まれます。
今回は、療育における粗大運動の効果について、具体的な例を交えながら解説していきます。
【粗大運動とは】
粗大運動とは、主に大きな筋肉群を使った運動のことを指します。具体的には、以下のような活動が含まれます。
・走る
・跳ぶ
・登る
・バランスを取る
・投げる、キャッチする
これらの活動は、子どもの体力や筋力の発達に重要であり、バランス感覚や協調性の向上にも役立ちます。
【粗大運動の療育における役割】
療育において粗大運動は、以下のような効果をもたらします。①身体的発達の促進
粗大運動は、子どもの筋力や持久力を高め、全体的な体力の向上に役立ちます。
また、バランス感覚や協調性も養われ、日常生活の動作がスムーズにおこなえるようになります。
②感覚統合の改善
感覚統合とは、五感から得た情報を脳が統合し、適切な反応を引き出す能力のことです。
粗大運動を通じて、子どもはさまざまな感覚情報を体験し、それを統合する力を養います。
例えば、トランポリンで跳ぶことで、視覚、触覚、バランス感覚が統合され、より良い感覚統合が促されます。
③社会性の向上
粗大運動は、指導員や他の子どもたちと一緒におこなうことで、協調性やコミュニケーション能力の向上にもつながります。
例えば、ボール遊びでは、投げる・キャッチするタイミングを合わせることで、他者との協力が必要となります。
④自己効力感の向上
粗大運動を通じて、子どもは「できた!」という成功体験を積むことができます。
この成功体験は、自己効力感を高め、自己肯定感の向上にもつながります。
例えば、最初は難しかった平均台を渡ることができた時の達成感は、子どもの自信となります。
【コペルプラスでの具体的な活動例】
以下は、コペルプラスの療育で取り入れている具体的な粗大運動の例です。・トランポリン
跳ぶことで、バランス感覚や筋力、リズム感を鍛えることができます。
・平均台
平均台を渡ることで、バランス感覚と集中力が向上します。
最初は手をつないでサポートしながらおこない、徐々に自分で渡れるようステップアップします。
・ボール遊び
ボールを投げたりキャッチしたりすることで、協調性と手眼協調(目と手の動きを一致させる能力)が養われます。
・サーキット運動
複数の運動を組み合わせたサーキットトレーニングは、全身の筋力と持久力を高めます。
例えば、跳び箱、マット運動、トンネルくぐりなどを組み合わせておこなっています。
【家庭でできる粗大運動の取り入れ方】
家庭でも、簡単に粗大運動を取り入れることができます。・公園での遊び
公園の遊具を使って、バランス感覚や筋力を鍛えることができます。
滑り台やブランコ、シーソーなどを使って、楽しみながら体を動かしましょう。
・お家サーキット
家の中でもサーキットトレーニングをおこなうことができます。
クッションを使った障害物競走や、布団の上でのジャンプなど、工夫次第でさまざまな運動が可能です。
・親子での運動
親子で一緒に運動することで、子どもも楽しみながら取り組むことができます。
キャッチボールやダンスなど、コミュニケーションを取りながら運動してみましょう。
まとめ
粗大運動は、子どもの全身の発達に多くのメリットをもたらします。特に発達に遅れがある子どもに対しては、その効果が顕著であり、感覚統合の促進や行動の安定化、注意力の向上に寄与します。
コペルプラスでも、子どもの健やかな発達をサポートするために、楽しみながらさまざまな運動を取り入れています。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
