コラム

2024.07.16
発達障害について

就学先決定後に発達障害がわかると、進路はどうなる?

子どもの就学先決定後に、特性があることや発達障害がわかった場合、その後の学校生活や進路について不安を感じる保護者様もいらっしゃいます。
このような場合、11月の時点で翌年4月に特別支援学級へ入る児童は既に決まっているため、就学決定通知に記載された就学先(普通級)に入学することになるケースが多いです。
今回は、就学先決定後に発達障害がわかった場合の進路や支援について、具体的な流れを説明します。

1. 普通級に入学

就学先が決定した11月以降に発達障害が判明した場合でも、翌年4月には決定された小学校に入学することが一般的です。
この段階で特別支援学級への転籍は難しいことが多いため、まずは普通級での学校生活がスタートします。

2. 通級指導教室の利用

近年、多くの小学校には、通級指導教室が設けられています。
通級指導教室は、普通級に在籍しながら、必要な支援を受けられる場所です。
もし、就学先の小学校に通級指導教室がある場合は、これを利用することが可能です。

通級指導教室の利用により、子どもは普通級での学習と並行して、自分の特性に合った支援を受けることができます。
これにより、学校生活に適応しやすくなり、自己肯定感の向上にも繋がります。

3. 特別支援学級の検討

通級指導教室がない場合、または通級指導教室での支援だけでは不十分な場合、特別支援学級への転籍を検討することになります。
ただし、特別支援学級への転籍は時間がかかる場合が多く、慎重に準備を進めることが一般的です。
この間に、以下のようなステップを踏むことが推奨されます。

・現在の小学校との連携
担任の先生や特別支援教育コーディネーターと連携し、子どもの現状をしっかりと共有します。
適切な支援方法について話し合い、必要なサポートを受ける体制を整えます。

・教育委員会との相談
お住まいの地域の教育委員会と相談し、特別支援学級のある学校への転籍についての手続きを進めます。
必要な書類や手続きの詳細についても確認しましょう。

・子どもの適応を見守る
転籍を検討している間も、子どもの学校生活を見守り、必要に応じて専門家のアドバイスを受けます。
例えば、発達専門家や心理士の意見を参考にすることで、適切な対応方法を見つけることができます。

4. 子どもに合った支援級を探す

特別支援学級への転籍を進める中で、最も重要なのは子どもに合った支援級を見つけることです。
支援級の内容やサポート方法は学校によって異なるため、その子の特性やニーズに最も適した支援級を選ぶことが大切です。

・学校見学
実際に支援級のある学校を見学し、クラスの雰囲気や支援の方法を確認します。
教職員との面談を通じて、具体的な支援内容や方針について詳しく聞くことができます。

・他の保護者様からの情報収集
同じような状況の保護者様と情報交換をおこない、経験談やアドバイスを参考にすることも有益です。

5. 子どもの成長を見守る

特別支援学級への転籍が決まった場合でも、お子様の成長や変化を見守り続けることが重要です。
支援級における学習や支援がどのような影響を与えているかを定期的に確認し、必要に応じて支援内容の調整をおこないます。

また、家庭でのサポートも欠かせません。
学校での支援と家庭でのサポートがしっかり連携することで、子どもの成長がより促進されるでしょう。

まとめ

就学先決定後に発達障害がわかった場合でも、子どもに適した支援を受けられる方法は多くあります。
まずは、普通級に入学し、通級指導教室を利用することから始め、必要に応じて特別支援学級への転籍を検討するケースが多いです。
支援級への転籍は時間がかかる場合が多いため、教育委員会や学校との連携を密にし、子どもに最適な支援を提供できるよう準備を進めましょう。

家庭と学校が一丸となってサポートすることで、子どもは安心して学校生活を送ることができるようになります。
必要な支援を活用しながら、子どもの未来を明るいものにしていきましょう。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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