2024.11.22
子どものインフルエンザで気をつけたい症状は? 重症化するとどうなる?
インフルエンザは冬に流行する代表的な感染症の一つで、大人と比べて体力や免疫が弱い子どもには特に注意が必要です。
今回は、子どもがインフルエンザにかかった時に気をつけたい症状や、重症化するとどうなるのかについて解説します。
【インフルエンザの主な症状】
インフルエンザに感染すると、一般的に以下のような症状が現れます。・急な高熱
38度以上の急な発熱が特徴です。風邪に比べて熱が出る速度が早く、急激に体温が上昇することが多いです。
・強い全身の倦怠感や筋肉痛
体の節々が痛んだり、だるさを強く感じたりすることがあり、これが大人と比べて子どもにはつらい症状の一つです。・喉の痛みや咳、鼻水
風邪の症状に似ていますが、インフルエンザでは特に咳が強く現れやすいのが特徴です。・胃腸症状
特に小さな子どもは、嘔吐や下痢といった胃腸の症状が出ることもあります。これらの症状が出た場合は、早めに医療機関を受診し、インフルエンザの検査を受けることが大切です。
【インフルエンザが重症化しやすい子どもは?】
インフルエンザは、健康な子どもでも重症化する可能性がありますが、特に注意が必要なケースがあります。①1歳未満の乳幼児
免疫力が低いため、感染すると重症化しやすいです。②喘息や持病のある子ども
特に呼吸器系に問題がある場合、インフルエンザによる肺炎や気管支炎が起こりやすくなります。③先天性の疾患がある子ども
心臓や神経の疾患がある場合、感染による合併症が重くなる可能性があります。こうした子どもたちは、予防接種をしっかりと受けることが推奨されます。
また、万が一インフルエンザにかかった場合、できるだけ早く医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。
【重症化のリスクがある症状とは?】
子どもがインフルエンザにかかった際、重症化のサインに早めに気づくことが大切です。以下のような症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
・呼吸困難や息切れ
呼吸が速くなったり、息苦しそうな様子が見られたりする場合は、インフルエンザによる肺炎や気管支炎の可能性があります。・5日以上高熱が続く
通常、インフルエンザの熱は数日で落ち着きますが、5日以上高熱が続く場合は注意が必要です。・意識の低下やけいれん
インフルエンザ脳症と呼ばれる重い合併症の可能性があります。特に小さな子どもに多く見られる症状で、すぐに治療を受ける必要があります。
・強い嘔吐や下痢
激しい胃腸症状が続く場合は、脱水症状を引き起こすリスクがあるため、体の水分補給を行いつつ、医療機関を受診することが必要です。これらの症状は、インフルエンザの重症化のサインであり、早期に発見して治療を開始することで、さらなる合併症を予防することができます。
【インフルエンザの重症化による合併症とは?】
インフルエンザが重症化すると、いくつかの合併症を引き起こすことがあります。①肺炎や気管支炎
インフルエンザのウイルスが肺や気管に感染することで、呼吸器系の病気が重症化することがあります。特に喘息を持つ子どもにとっては呼吸が苦しくなり、長引くこともあります。
②インフルエンザ脳症
稀に、インフルエンザが脳に影響を及ぼすことがあり、高熱によるけいれんや意識障害、最悪の場合には後遺症が残ることもある危険な合併症です。迅速な治療が求められるため、早めの受診が重要です。
③中耳炎
特に乳幼児に多く、インフルエンザのウイルスが耳の中に広がることで炎症を引き起こします。痛みや耳垂れなどが見られる場合は、耳鼻科での治療が必要です。
【予防の大切さ】
インフルエンザの予防には、ワクチン接種が効果的と言われます。特に集団生活をしている子どもたちは、園や学校などで感染が広がりやすい環境にいるため、毎年ワクチン接種をすることが勧められています。
また、手洗いやうがい、マスクの着用も感染予防に役立ちます。
こまめな手洗いを習慣にすることで、外からウイルスが体内に入るリスクを減らすことができます。
まとめ
子どもがインフルエンザにかかった場合、高熱や全身の倦怠感といった症状が現れますが、重症化すると肺炎やインフルエンザ脳症といった危険な合併症を引き起こすこともあります。特に注意が必要な症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。
また、予防のためのワクチン接種や日頃からの衛生習慣も大切にしましょう。
子どもにとって健康で楽しい冬を過ごすために、インフルエンザの正しい知識と対応法を知っておくことが、家族全員の安心につながります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
