コラム

2025.02.24
発達障害について

さまざまなタイプのある療育 - 我が子に合う施設の選び方は?

療育施設を選ぶとき、どのような支援内容が適しているのかを考えることは保護者様にとって大きな悩みの一つです。
療育には、知育メインのものや生活支援に特化したもの、または両方をバランスよく取り入れている施設など、さまざまなタイプがあります。

今回は、それぞれの施設の特徴を説明し、どのように選ぶと良いかを解説します。

【知育メインの療育の特徴とメリット】

このタイプの施設では、数や文字の認識、手先を使った細かい作業、パズルやカードを使った知的なトレーニングなど、「学ぶ力」や「考える力」を育てることを中心にしています。
学齢期に向けて学習習慣を身につけたり、認知面での発達を促したりすることを目指します。

特に、言葉の発達や社会性を育てたい場合、知育メインの施設が役立つことが多いです。
指示を理解する力や集中力、記憶力を向上させることが期待でき、将来の学習意欲や理解力にもつながりやすいのが特徴です。

知育面での成長が見られやすい一方で、指導内容が少しハイレベルになりがちです。
そのため、子どもが楽しく感じられるか、興味を持って参加できるかも重要なポイントです。

【生活メインの療育の特徴とメリット】

次に、生活スキルの向上を重視する療育についてです。
このタイプの施設は、食事や着替え、トイレトレーニングなど日常生活に必要なスキルを習得することを目的としています。
特に、子どもが苦手とする日常的な動作を楽しみながら身につけられるよう、スタッフが手厚くサポートしてくれるのが特徴です。

自分でできることが増えることで、家族との関わりがスムーズになったり、自信が芽生えたりするなど、日常生活の中での成功体験を積むことが大切にされています。
生活メインの支援は、知育面よりも生活面での成長が優先されるため、学齢期に向けた学習よりも、日常生活の習得を重視したい場合に適しています。

【知育と生活支援をバランスよくおこなう療育】

知育と生活支援のどちらも必要と感じる場合には、知育と生活支援の両方をバランスよく提供している施設を検討してみましょう。
このような施設では、学習面のトレーニングに加えて、生活スキルを伸ばすプログラムも提供されており、子どもが「学ぶこと」と「生活すること」の両面で成長できるようサポートします。

どちらかに特化した施設に比べて、子どもの成長に合わせた柔軟な対応ができるため、「我が子にはどちらも必要かもしれない」という場合に向いています。

【子どもに合った施設を選ぶポイント】

療育施設を選ぶ際は、子どもの特性や性格、現在の発達状況に合ったものを選ぶことが重要です。
具体的には、以下のポイントを意識してみてください。

①子どもの興味関心

知的な遊びが好きなのか、体を動かしたり身の回りのことをできるようになりたいのか、子どもの興味関心を見てみましょう。
学ぶことに興味がある子どもには知育メインの施設が合うかもしれませんし、生活スキルを高めることに関心がある子どもには生活メインの施設が向いているかもしれません。

②苦手分野や得意分野

子どもが苦手と感じていることが何かを理解し、その苦手分野を補う支援がある施設を選ぶのも一つの方法です。
生活面での困難が多い場合には生活メインの支援が役立ちますし、知的な面での支援が必要であれば知育メインの施設が合うかもしれません。

③将来的な目標

家族がどのように成長してほしいと考えているかも大切です。
「身の回りのことを自分でできるようになってほしい」「小学校の学習で困らない力を身につけてほしい」など、将来的な目標に応じて施設の内容を見ていくと良いでしょう。

【まずは見学して雰囲気を確認】

子どもに合うかどうかを見極めるには、実際に見学してみることが一番です。
施設の雰囲気や子どもとの接し方、スタッフの対応などを確認することで、子どもが楽しく通える場所かどうかがある程度わかります。

また、施設によっては体験レッスンを提供していることもあるため、子どもがどんな反応をするかも見てみましょう。

まとめ

療育施設には、知育メイン、生活メインなど、さまざまなタイプがあります。
我が子に合った支援内容を選ぶためには、子どもの特性や家族の希望を考慮し、実際に施設を見学することが大切です。

発達支援は長期的な取り組みになるため、子どもが楽しく、そして成長を実感できる場所を見つけることが、親子ともに安心して利用できる支援の第一歩となります。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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