コラム

2024.12.30

「まあいっか」の魔法 - 子育てで疲れる日々を楽にする考え方とは

子育てや日常生活の中で、「なぜこんなことするの?」「なぜこんなことが起きたの?」と原因を追及する場面が多々あります。
特に子どもの特性や行動に関して、理由を深く考え込んでしまい、気づけば自分自身が疲れている…そんな経験はありませんか?

実は、「まあいっか」という心の持ち方が、私たちをもっと楽に生きやすくしてくれる鍵になるかもしれません。
そこで今回は、「まあいっか」という考え方のメリットや、その取り入れ方についてご紹介します。
少し肩の力を抜いて、毎日を軽やかに過ごすヒントにしてみてください。

【「なぜ?」の原因追及がしんどくなる理由】

親として、子どもの行動に理由を求めたり、問題を解決しようと努力するのは自然なことです。
しかし、原因追及が過度になると、次のような状況に陥りやすくなります。

・疲労感が増す

どうしてこうなったのか、何が悪かったのかを延々と考え続けると、心が休まる時間がなくなってしまいます。

・子どもにプレッシャーがかかる

親が原因追及ばかりすると、子どもも「失敗してはいけない」と感じやすくなり、のびのびと行動しにくくなります。

・答えが出ない場合が多い

特に子どもの気まぐれな行動や一時的な癇癪などは、明確な原因がない場合も多いものです。
原因を見つけられないまま悩み続けるのは、自分を苦しめる結果になりかねません。

【「まあいっか」とはどんな考え方?】

「まあいっか」とは、起きた出来事や目の前の状況に対して、一歩引いて構える姿勢のことです。
すべてを諦めるわけではありませんが、「原因がわからなくても大丈夫」「完璧でなくても良い」という柔軟な考え方を持つことがポイントです。

例えば、子どもが急に癇癪を起こしたとき、「なぜこんなに怒るの?」と原因を深掘りするのではなく、「今日は疲れてるのかもね」「そんな日もあるよね」と切り替えることで、親自身も子どもも気持ちを楽にすることができます。

【「まあいっか」がもたらす3つの効果】

「まあいっか」という姿勢を取り入れることで、次のような効果が期待できます。

1. 親自身が楽になる

物事をすべて解決しようとしなくても良い、と自分に許可を与えることで、心に余裕が生まれます。
たとえ解決できない問題があっても、「それでいい」と思える気持ちは、精神的な負担を軽減してくれます。

2. 子どもの自主性を尊重できる

親がすべてをコントロールしようとしないことで、子ども自身が考える機会を増やせます。
例えば、「なぜ宿題をしないの?」ではなく、「まあいっか、自分で考えるだろう」と待つ姿勢を持つことで、子どもに自主性が育ちます。

3. 前向きな空気が生まれる

「まあいっか」という言葉には、どこか明るさがあります。
物事を必要以上に深刻に受け止めず「前向きに流せる力」は、親子関係や家庭の雰囲気を良くする効果も期待できます。

【「まあいっか」を取り入れる具体的な方法】

「まあいっか」を実践するためには、次の3つのステップが有効です。

①自分の気持ちを見つめる時間を作る

子どもの行動に直面した時、すぐに反応せず、一呼吸置いてみましょう。
「この状況、本当に原因を突き止める必要があるの?」と自問することで、必要以上に考え込むのを防げます。

②完璧を求めない

子育てにも生活にも、完璧を求める必要はありません。
「多少失敗してもOK、すぐに修正できる」と考えることで、物事を広い視点で捉えられるようになります。

③小さな成功体験を積む

「まあいっか」を実践することで、問題(と思っていたこと)がスムーズに解決したり、子どもが自発的に行動したりする機会が積み重なると、自然と小さな成功体験を積めることもあります。

【「まあいっか」で子育てをもっと楽に!】

子どもとの生活の中で、完璧を求める必要はありません。
「まあいっか」という柔軟な姿勢を取り入れることで、親子ともに心に余裕を持ち、毎日をより穏やかに過ごせるようになるはずです。

子育てには予想外のことがつきものですが、すべてを解決しようとするのではなく、時には流れに身を任せてみるのも良いのかもしれませんね。

監修:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀

幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。

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