2018.05.01
幼児期の発達
発達支援について ~ いつのまにか成長する姿 ~
子どもに「これができるようになってほしい」と願うとき、大人はそのターゲットとする課題を「集中的に訓練したほうが効果的だ」と考えがちです。
それは、一面としては真実であり、繰り返し試行することで、ひとつずつスキルを身に付ける方法はあります。
しかし、幼児期の発達においては、日常の中で様々なことを見聞きし、模倣を繰り返し、大人が注目していないうちに、あるスキルを「いつの間にか身に付けていた」ということが多くあります。
障害による偏りのため、自然にスキルを身に付けることが難しい子どもでも、意識的に刺激を強化して届ける方法によって、「いつの間にかできる」発達を目指すことは可能です。
コペルプラスの療育では、様々な課題をテンポよく行います。
ことばの刺激であったり、巧緻性のための課題であったり、見る、聞くスキルを高める取り組みであったり、歌やカードやおもちゃが魔法のように先生の手から展開されていくのです。
先生は、子どもの反応を逃さず観察しながら、子どもにいま必要なのはインプットとしての刺激なのか、アウトプットする準備ができているのか、反応に合わせて課題を行います。
幼児期に最適な働きかけは、「できないことを訓練」することではなく、適切なサポートによる「できた」の積み重ねだと考えているからです。
「楽しい!」「できた!」を繰り返しながら、「いま、できるようにならなければ」とストレスをかけられることなく、子どもたちが「いつの間にか」できるようになっていくのを見守ることも「支援」なのです。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
