2018.07.01
幼児期の発達
発達のなかでの障害特性の変化
発達障害の特性とされるもの、自閉症スペクトラムの ”こだわり” やADHDの ”衝動性” は良く知られるところです。
障害特性による行動は、対処が非常に困難であることも多く、どうにかして修正できないかと、まわりの大人は試行錯誤を繰り返します。
ですが、ここで、子どもは時間とともに発達していくことを思い出しましょう。
障害特性による困りごとは、決して簡単なものではありませんが、先にあげた ”こだわり” や ”衝動性” は、程度の差こそあれ、幼児期にはどの子にも見られるものです。
しかし、言葉の発達、心理的、社会的発達が進むと、多くの場合、落ち着いていきます。
それは、発達障害の子どもであっても同様です。
目の前にある困りごと、ずっと続いたらどうしようという気持ちは、愛情ゆえに起こるものだと思います。
ですが、子どもを大きく変化させようと大人が考えすぎてしまうことは、往々にして強いストレスとなり、”今のままではいけないのだ”というメッセージを送ることになりかねません。
子どもが困りすぎないよう適切なサポートをし、発達段階において必要な刺激を与えながら、子どもが自分で発達していくのを信じて待つことも、障害特性をプラスに転じていくために重要な姿勢だと考えます。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
