2021.09.01
発達障害について
発達障害、言葉を育てる
発達障害のため、なかなか言葉が出ないというお子様がいらっしゃいます。
「話す」手段をまだ知らない子どもへのアプローチとして、まずは発声を増やすこと。
そして、「声を出すことは誰かに何かを伝える便利な手段」であると気付かせることが重要です。
例えば、大人に何かを訴える様子が増えてきたら、表情や仕草での要求が見えても「ん?」という表情で少し待ちます。
本来、コミュニケーションを豊かにするためには、仕草であれ表情であれ「何かを伝えようとしているな」と感じたら、すかさずキャッチして対応する(例えば笑顔で応える)のが良いのですが、「声を出す=要求を伝える良い手段」と気付かせたい時期には少しだけがまん。
声がちょっとでも出せたら、大げさに「そっか!わかったよ!」と応えます。
そうすることで、「声を出すって便利」と感じてもらうわけです。
そこから、より明確に伝えるためには発声を変えると良いことを知り(いつも「ん、ん」ではなく「あー」と言ってみたり「お、お」と言ってみたり)、それが言葉になっていくのです。
最初は言葉にならなくても、豊かな発達への大きな一歩です。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
