2021.06.15
発達障害について
発達障害の子どもの「困った行動」-2
前回のコラムの続きです。
「困った行動」なのに、どうして許容する必要があるのかを考えます。
「行動」は、どうして起こるのでしょう。
行動が起こる理由はいろいろありますが、意識したいのは、きっかけのひとつに「学習意欲がある」ということです。
「こうしたらどうなるのだろう」という学習意欲をきっかけとし、「こうしたら、ほらこうなった」と反復すると行動を繰り返すことになり(子どもは反復が好きです)、それが大人にとって困ることだと「困った行動」になってしまうわけです。
行動は繰り返すことで強化される(より起こりやすくなる)面もありますが、「学習意欲から起こっている」という視点で見ると、学習に満足すれば少なくなることもあります。
そのような視点を持たず、「この行動は困る」と決めてしまうと、学習の不満足というマイナスにつながる可能性もあります。
「この場面で困るか、それほど困らないか」を基準として持つと、制限を減らすことができます。
行動の制限は大人にも子どもにもストレスですので、そのような視点で判断することも検討しましょう。

執筆:
発達支援スクール コペルプラス
代表講師 有元真紀
幼児教室コペルの講師時代から、のべ1万人以上の子どもたちの指導に携わる。
また近年は指導員の育成にも力を入れている。
